社会的にも注目を集めた1996年2月の豊浜トンネル岩盤崩落事故からわずか1年半後の1997年8月,同じ日本海側を走る国道229号線の第二白糸トンネル抗口急崖斜面で大規模な岩盤崩壊が発生し,トンネル巻き出し部を押しつぶした.幸いに通行車両がなく,人的被害は発生しなかった.この3日後に,復旧関係者の眼前で2回目の崩落が起きている.写真はヘリからの空撮であるが,この時点で国道は別線トンネルで復旧されており,その抗口が右端に見えている.崩壊面のある塔状岩体は横から見ると背面が開口・分離していて全体が外側に大きく傾いており,きわめて不安定なように見えるが,なぜか現在も崩壊していない.2002年9月撮影.北海道島牧村オコツナイ.
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