植物根(rootlets)の化石は,河川成層などに特徴的に見られる.写真は道東地域の古第三系浦幌層群雄別層の細粒不淘汰砂岩中に見られる炭化植物根.地層はほぼ水平層で,当然のことであるが植物根はそれに対して直立している.河川流路間の氾濫原堆積物上に繁茂した陸上植物の根が進入したということになる.その他に “Χ” 型をしたもの(スケールの右)も見られるが,その正体は不明である.2008年6月撮影.北海道釧路市興津海岸.
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