デブリ・チャネル

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新第三系中新統の太櫓(ふとろ)層の露頭で,成層した安山岩質ハイアロクラスティック火砕岩からなる.その互層中に,安山岩角礫を含む厚さ約 1 m のチャネル堆積物が観察される(中央・やや色の濃い部分).チャネル下底は下位層を明瞭に侵食しており,平坦な侵食面をもって上位層に覆われる.チャネル内部は無成層で乱雑な構造を持つが,向かって右側では安山岩角礫の配列によるトラフ状の構造が認められ,その内部では逆級化している.水中噴火に起因する土石流堆積物ということであろう.撮影時期不明(1990年代?).北海道瀬棚町太櫓.

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