蝦夷層群の砂岩脈

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北海道を代表する白亜系蝦夷層群中の砂岩脈.厚さ約 5 cm でほぼ平板状であるが,脈壁上に貫入時の乱流によると考えられる “ソールマーク様” 構造が見られる.泥岩からなる母岩の層理面は露頭面にほぼ平行で,砂岩脈はそれに直交している.砂岩脈は,どのような時代のどのような地層中にも普通に見られるもので,普遍的な後堆積時プロセスの一つであるが,しばしば地層学的研究の埒外に置かれている.1998年5月撮影.北海道夕張市カネオベツ川.

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