狼久保礫岩

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南部北上帯北縁部シルル系最下部・名目入沢(なめいりざわ)層のタービダイト相中には,レンズ状礫岩層が挟在する(上).礫岩層下底の外形が不規則なのは荷重変形によるものであろう.研磨サンプル(下)では円磨度の高い珪質岩の礫が特徴的であるが,その多くは少なくとも現在の日本列島には分布しない正珪岩(=石英砂岩)の礫である.1983年KPG調査で採取されたもの.上:2001年5月撮影.下:試料調製・検討・撮影:川村信人.岩手県花巻市大迫町狼久保(おいぬくぼ)

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