夕張市・岩見沢市栗沢町境界にある三角山の麓に位置する石炭露天掘り跡の大露頭は,夕張夾炭層の層相を間近で観察できる貴重な場所である.ここには河川成の夕張層とその上位の海成層若鍋(わっかなべ)層が露出する.写真は夕張層下部層トップの石炭層と,上部層の礫岩・粗礫質砂岩層.石炭層の下位にはシルト岩からなる氾濫原堆積物がある.上部層は網状河川堆積物,さらに上位の若鍋層は河口成層・浅海成層で,全体が海進傾向を示す堆積物ということになる.2008年5月撮影.夕張市三角山.
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