地層の作る海岸景観であるが,どこにでもありそうで案外無いような独特なものである.地層は『白亜の地層』と同じ新第三系鮮新統・館(たて)層のシルト岩・砂岩互層で,ゆるく陸側に傾斜している.露頭上半部は大規模なスランプ層であるが,それは別に紹介したい.景観名にもなっている露頭下部の “トンネル” は波浪浸食によるものと思っていたが,どうやら地元漁師の通行のため人工的に開けられたものらしい.その向こうに見えているのは乙部漁港.2009年6月撮影.乙部町滝瀬海岸.
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