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崩れ沢における蝦夷層群中部層準基底の不整合とそのサンプルについては既に紹介した．写真は，崩れ沢から向斜軸を挟んだ東側に位置する上アブカサンベ川で確認された同層準の不整合サンプルである．サンプル下部の赤紫色を呈するのは白亜紀付加体の変成玄武岩で，その上に凹凸のある侵食面を持って蝦夷層群基底部の緑色岩礫岩が覆う．不整合面付近の変色部が古風化によるものかは不明．サンプルの高さは約 20 cm．植田勇人氏が発見した不整合露頭から川村と望月貴氏により2002年10月採集．切断研磨：望月貴氏．新ひだか町春別川上流上アブカサンベ川．
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