瀬棚層の斜交層理

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瀬棚層は道南地域に分布する第四紀更新世の地層で,浅海成層からなる.そのような地層の中に斜交層理・葉理を示す掃流堆積物があるのは当然のことであるが,瀬棚層の場合は,珪長質火山活動に伴う軽石粒子を多量に含むため,その色調コントラストで成層状態がグラフィカルに強調されている.斜交葉理の向きは二方向で,潮汐流関与の堆積体と想像される.2001年7月撮影.今金町中里付近.

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