5.デスモ産地

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長尾ノート唯一の色鉛筆で彩色された地質スケッチマップ.これには地質屋として深く感動した.見事なものであるが,現実の色合いからは少しレタッチして彩度を上げている.場所は言うまでもなく,初雪沢のデスモ岩塊発掘地点である.下が下流方向.上部が四号提.その上には地質断面図が描かれている.中央左にデスモ岩塊の位置が記されている.一番下流には●●骨のありし所,と書いてあるのが読める.●●は分からない.長尾・大石(1934)には,こういう露頭スケールのスケッチ図は出されていない.もしかすると,どこにも出されていないものなのかも...いつも思うのだが,『印刷論文』という公表メディアは,本当に科学のエッセンスを表現(あるいは保存・伝達)できているものなのだろうか...??

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