写真四隅の画質
LF1 を買うにあたって,大きな不安が一つありました.それは,『中望遠〜望遠域の周辺画質』です.これはデジカメWatchのLF1レビュー中で指摘されていたものですが,それはなかなかにひどい四隅の blur(非点収差?)で,冗談では済まされないようなものでした.いくら低価格とはいえ,1/1.7ハイエンドコンデジの画質がこんなんでよいのでしょうか?...と思われるほど.
そこで購入後さっそく,このレンジの四隅画質をチェックしてみました.被写体は遠景のマンションで,もちろん被写体に対してストレート(・オルソ)に撮影しています.焦点距離は 143 mmと 200 mm(相当)です.全体画像はこんな感じ.なお写真が緑っぽいのは,クルマのウィンドウガラスを通して撮影しているためです.どうでもいいですけど.
143 mm
200 mm
次に,143 mmと200 mm それぞれの中央部と右下隅部の等倍クロップです.なおこれらのクロップ画像は,このマンションの住民のプライバシーに配慮しています.
143 mm
200 mm
中央部ではシャープで素晴らしい画質です.確かに四隅で画質が劣化していますが,デジカメWatchのレビューにあったような著しい流れ(blur)はほとんど認められません.また,200 mm で改善するように書かれていますが,この例ではほとんど変わりません.まあ,7倍ズーム程度でこの画質はちょっと納得できないような気もするけど,“こんなもん”ではないでしょうか?
(2014/01/11)