ペンタックス DA 50-200mm f4-5.6 ED
DA50-200mm,結局知人に(有償)譲渡してしまいました.
タムロン70-300mm を購入してからまったく使っていませんでした.出番がないというか.DA レンズ特有のシャープな線の細い写りには未練があったのですが,あのビネットがなければな...まあ,K10D が来たらますます格的にはミスマッチになるし,持っていてもしょうがないだろうと...それに来年春には SSM の 50-135mm を買うつもりでもあるし.
ということで,1年ちょっとでしたが,お世話になりました.> DA50-200.
(以上,2006/09/27)
待望の望遠ズーム,DA50-200mm f4-5.6 ED が届きました.とりあえずは外観です.
なんか...すごいコンパクトですね.別な言い方をすれば安っぽいというか.(^^; DA18-55mm みたいな“前玉ガタガタ”という感じはしませんが,先細りですっごく頼りなさそう.
50 mm側での上からのビューです.
こちらが 200 mm側.案外思ったより伸びませんが,フォーカスが近距離側だと,この先っぽがさらに2段ロケットで伸びてきます.珍しい作り,なのかな...? 少なくとも私の持っている他のレンズでこうなるのはない.
(以上,2005/06/16)
シグマ70-300mmの購入ですっかり出番の少なくなってしまった DA50-200 ですが...こういうのを見ると,やっぱり描写はシグ70-300よりも,はるかに(2ランク?)上ですね.
200 mmテレ端で f9 です.等倍で見ると右上隅のわずかにアウトフォーカスになっているところは,さすがに甘くなって流れていますが,全体の描写がすっきりとしていて,スマートです.この感じはシグ70-300にはまったく感じられないものです.
ビネットは(DA18-55mmと違って)f8 まで絞ればなくなるし,出てもソフトで一発で補正できるし...もっと使ってやらねば.
(以上,2005/11/23)
> DA50-200mm テレ端のビネットが f8 まで絞るとほとんど見えなくなることが確認できました.f6.3-7.1 では残ります.
下に書いたこの件,テストを行って確認してみました.PC液晶画面にグレーの背景を表示させ,それをマニュアルフォーカスで無限遠にフォーカスし,絞り優先で撮影したものです.
上の実写での結論どおりですね.f5.6開放ではかなりのビネットがあり,f7.1 でもいくらか見えています.f8 ではまったく分かりませんね.
ということで...とりあえずの押さえで,シグマ APO 70-300mm,買ってしまいました.(^^;
こちらのテレ端 300mm でのビネットはこんな感じです.f5.6 と f6.3 でわずかにビネットが見えていますが,f7.1 ではほとんど分かりません.かすかにあるかな?
まあ,この2本の望遠ズームを使い分けていくしかないのかな? シャープさ・軽快さは DA50-200mm が文句なく勝ちだと思うし...
(以上,2005/10/05)
PTLens の項で実例として紹介した DA50-200mm のビネットですが...やっぱり気になりますね.
200mmテレ端.ISO200 1/250 f6.3 です.
これはやっぱりペケですよね...1年に1回の撮影チャンスだったのにこれはないぜ.
ちなみにこの撮影で,DA50-200mm テレ端のビネットが f8 まで絞るとほとんど見えなくなることが確認できました.f6.3-7.1 では残ります.
この撮影に関して言えば,ノイズを犠牲にしても ISO 800 にして絞りを稼ぐべきであった...後の祭り.f(^^;
で,PTLens のビネット補正でご覧のとおり.やっぱりこうでなくっちゃね...でもいちいち1枚ずつフィルタ補正なんてしてられないし.
さてどうしようかな...? D FA 望遠レンズはいつになるか分からないし,重い・高いのレンズだったら,私の用途には明らかにミスマッチ.とりあえず,シグマ APO 70-300mm f4-5.6 DG でも押さえに買っておこうかな...?
(以上,2005/10/04)
とりあえず初期チェックはこのくらいにします.最後は,全体の色ノリというか描写をルピナスの花でチェックしてみました.200mmテレ端.1/400 f8 です.
なかなか発色もいいみたいです.DA レンズらしいスッキリ系かな? ちなみに画面の左端付近を等倍クロップで見るとご覧のとおり.テレ端なので焦点深度がかなり浅いですが,シャープさはなかなかのものです.おそらくシグマ55-200mm には負けてないと思う.実際に比べてみたわけじゃないけど.(^^;
(以上,2005/06/21)
お次は,ちょっと気になる DA50-200mm のビネットチェックです.左が 50mm f4.0,左が 200mm f5.6 で,いずれも開放です.全体画像の縮小.
ちょっとありますね...特にテレ端のビネットが少し強いようです.うーむ...ま,こんなもんですか? (^^; 絞るとどのへんからビネットが見えなくなるか確認してませんが,少なくとも f10 まで絞るとほとんどなくなります.
ちなみに,ビネット除去プラグイン PTLens でテレ端の方を処理してみるとこうなります.ほぼ完璧ですね.そういう意味では,シグマ18-125mm のビネットみたいな“タチの悪い”ものではなさそうです...? 右側が少し暗くなっているのはなんでかな?
(以上,2005/06/19)
開放F値が焦点距離でどう変わるのかをチェックしてみました.
50 mm f4.0
63 mm f4.5
150 mm f5.6
200 mm f5.6
ということで,f4.0 なのは 50-63mm の間だけ.f4.5 の領域が一番広く,150mmから f5.6 になります.
でかく・高くなるから f2.8 通しとは言わないけど,せめて f4 通しくらいのミドルレンジの望遠ズームが出ないかな? あるいは f3.5 - f4.5 とか...やっぱし,でかく・高くなるかな??
(以上,2005/06/18)
・200mmテレ端での遠景写真(橋)
テレ端手持ちで遠景の橋を撮影し,画質を見てみました.シャッター速度は 1/400s, 絞りは f10 です.300mm 相当の望遠撮影というのは生まれて初めてなので,まだ慣れていませんが,手持ちなのにまあまあ手ブレも無かったようです.これは全体の縮小画像.
#中央部の等倍クロップ
橋げたに打たれたボルトを見ると,非常にシャープに写っています.解像度は文句なさそうです.
#右端部の等倍クロップ
周辺部では,さすがに少〜し甘くなっていますね.
(以上,2005/06/18)
・遠景写真(山)比較
135mmの焦点距離で,いままで長く使っていたタムロン24-135mmとの画質を比較してみました.
#全体の縮小画像です.これは DA50-200mmのもので,シャッター速度は 1/640s, 絞りは f9 でした.
写真中央部からの等倍クロップです.分かりやすいように,明度・コントラストをレタッチしています.
一見あまり違わないのですが,よく見ると,細部のディテールはかなり違ってますね.もちろん DA50-200mm の方がシャープです.
左・タムロン24-135mm 右・ペンタックス DA50-200mm
次は右端部の等倍クロップです.
左・タムロン24-135mm 右・ペンタックス DA50-200mm
これを見る限り,周辺部では差は歴然としてますね.もちろん DA50-200mm の勝ち.(^^; 実はこのタムロンはどうも右側に片ボケ傾向があるので,調整に出そうかとも思っていたのですが.
色収差はどっちもどっちかな? DA の方がシャープな分目立つような.
#参考:ペンタックス DA50-200mm 200mmテレ端 1/500s, f10:写真右端からの等倍クロップ
参考までに,DA50-200mm の 200mm テレ端で同じ被写体を撮影してみました.その右端部の等倍クロップです.200mm でもほとんど画質は変わらず,非常にシャープです.よしよし.(^^; それに,さすが 300mm 相当の望遠は違うな...これなら仕事用途にも絶大なな威力を発揮しそうです.
(以上,2005/06/18)
とりあえず,ファーストショットです.テレ端開放.波打っているレースカーテンなので,広角ならいいんですが望遠レンズの場合,ぜんぜん画質チェックには役立ちませんね.(^^; でもまあ,写りの全体の雰囲気はかなり良いですね.
(以上,2005/06/16)