ペンタックス DA 16-45mm f4 ED AL
私が初めて買ったペンタ純正DAレンズ...結局引退という運命に.なにが気に入らなかったというわけでもなく,単純に“飽きてしまった”のが理由です.あえて理由を考えると...f4 通しというのがちょっとね,とか,広角側で伸びるのがかっこ悪いんだよね,とか,周辺部の色収差がけっこうあるんでね,とか,レンズキャップのデザインが古くて (^^; とか...
でも,良いレンズでした.広角の楽しさを教えてくれたのもこのレンズだし.*istD のときから3年半の付き合いに感謝.
(2008/11/21)
買ってしまいました...ちなみに,買う前にヨドバシの売り場で,DA18-55mmと画角を比べてみたんですが,やっぱりぜんぜん違いますね.よく言われる“広角側の2 mmの差は大きい”というのはやはりそのとおりでした.
あ,よく考えてみると,銀塩Z-1 以来久しぶり(11年ぶり)に買った『ペンタックス純正レンズ』,そしてデジ一眼にしてからはじめて買ったペンタックスレンズでしたね.
これ見ると,あんまり高級感はない.(^^; 特に,緑の鉢巻きの後ろにあるシルバーのネームプレート?が安っぽいな...
上から見ると,シルバープレートが見えないので,まあまあかと.やっぱりけっこう長いですね.これが広角側でさらに伸びる...ズームリングとかの作りはシグマっぽい?
で,広角側ではこんな風に伸びてきます.この普通のレンズとは逆の?特性はけっこう嫌う人もいるみたいですが...変わっているといえば変わっているんだけど,使っていると別に何も気にならないですね.
(以上,2005/04/01)(2005/06/18追記)
このレンズでは(私にとっては)あまり意味がないんですが...一応,テレ端45mmの遠景画質を見てみました.絞りは f7.1 で,まずは全体.
次に,中央部付近の等倍クロップです.
なかなか素晴らしいですね.テレビ塔の一本一本がちゃんと写っているのにはちょっと驚きました.全体にちょっと黄色っぽいのは,黄砂を被った窓越しのせいか?
(以上,2005/04/12)(2005/09/28追加)
恒例のレンズ対決シリーズ.今回は,DA16-45mmとシャープさでは定評のあるシグマ18-50mm f3.5-5.6 の比較です.焦点距離はシグマに合わせて 18mmとし,絞りはそれぞれプログラム(f7.0)と,絞り優先で開放(f4.0 と f3.5)にしました.写真右下隅のピクセル等倍クロップです.
見てのとおり,あまり差はないですね.どちらのレンズも開放でも十分なシャープさです.正直言って,開放と絞った状態でこんなに差がないとは思わなかった...逆に f7.0 の方がなんとなくボヤッとしているみたいな.まさか,1/300 s で手ブレ...?? (^^;
差が見えないのは,“右下隅”とはいっても,少し上の部分で,ほんとの隅ではなかったせいなのかもしれません.ちなみに中央部の比較もやってみましたが,これはまったくレンズ・絞りの差はありませんでした.
ということで,DA16-45mm の 18mm画像の正真正銘の左下隅を見てみると...
やっぱり開放と f7.0 とでは明瞭な差がありました.一件落着.
(以上,2005/04/12)
次はマクロ撮影をチェックしてみました.45mm テレ端で手持ちです.シャッターは 1/100, f4.5 です.もう少し絞れたんですが,手持ちなのでブレが心配で...オートフォーカスでフォーカスの合う最短まで寄って撮影したものです.上が全体の縮小画像.下が等倍ピクセルのクロップ.
サンプルの十円玉が今までの他のレンズのテストと違ってきれいすぎて,(^^; 比較が難しいんですが...まず気づくのは,45 mm での撮影なのにタム24-135, 28-75 mm のテレ端よりも倍率がかなり高くて十円玉が大きく写っているということです.さすがに最短撮影距離 28cm の威力ですね.
等倍表示では少しジャスピンではないような気もしますが...こんなものかな? 絞ればもっと違ったかも.あと,前屈姿勢の撮影で自分でも分かるほど上体が揺れるので...そのせいも?
いつものパターンで,これにコンデジ風のシャープニングかけてやるとこんな感じ.なかなかすばらしいです.
(以上,2005/04/02)
とりあえず気になるワイド側の画質を確認しようと,レースカーテンを撮ってみました.下にあげたのは,その右下隅付近の原寸クロップです.上から,f4.0開放,f6.3,f9.0 です.
開放ではさすがに甘く,多少流れていますが,被写体深度が浅いので多少のアウトフォーカスもあるかもしれません.f6.3 まで絞ればまったく問題なし.f9.0 では実にシャープですね.すばらしいです.
ちなみに写真中央部では,f4.0〜f9.0で,等倍ピクセルで見ても私の目にはまったく違いが分かりませんでした.これもすばらしい.
なおこのレンズ,“常識と逆”で,ワイド端で鏡筒が伸びるわけですが,APS-C専用のイメージサークルなので,ビネット(口径食?)がちょっと心配でした.しかし,その兆候はまったく見えず,安心しました.
(以上,2005/04/02)