RAW 連写バッファについて
今日ちょっと自分で確かめてみました.
条件としては,ISO100 の DNG で AF-S(フォーカス優先)という設定です.使用したメモリカードは,Class 6 4GB のものでおそらく SLC,シーケンシャル書き込みが 16MB/s というやつです.これで連写速度が落ちるまで 21枚でした.22枚目から速度が 1/3 位になりましたが,そこでやめてしまったので,この後どう経過するのかは確かめていません.
DNG はわずかですが PEF よりファイルサイズが大きいみたいなので,それでメーカ公称値の 20枚を越えたのですから,とにかくグッドだと思います.
(2010/11/25)
この件,ファームアップの結果 Cons から削除されたんですが,よく調べてみると,それどころか,Pros に移すのが適切だと思うようになりました.
その理由は,同じ CMOS を使ったライバル機? Nikon D7000 との比較です.あちらは 6fps で,K-5 と同等の圧縮RAW 14bit のとき,連続撮影可能枚数は『12コマ』です.これは,かなりの K-5 のアドバンテージだと思います.なにしろ ISO100 PEF で 25枚ですからね...ちなみに比較にはなりませんが,SONY α55 が最大(設定による)10fps で RAW 20コマ.ビット数は明記されていませんが,記録枚数表見る限りでは 220枚/4GB なので,1ファイルあたり約 18 MB ですから,圧縮 12 bit のようです.これも K-5 がわずかですがアドバンテージを持っています.
ということで,Pros へ移動しました.残念ながら,連写Lo はそのままで,連写Mid モードが増えるといった改善はありませんでしたが.
(2010/11/22)
と言うことでアナウンスどおり,本日,FW 1.01.00.05 が公開されました.私もさっそくファームアップを行いました.
で,私自身はまだやってないのですが,海外フォーラムなどのレポートによると,ISO100 PEF で 25枚はいくそうです.ISO51200 でも 20枚いったと言う話もありました.
DNG でどうなのか? 連写Lo では?といった疑問点がありますが,とりあえず,K-5 最大の弱点が一つ解消されたわけで,素晴らしいと思います.
めでたく Cons の(目次の)項から削除です.
(2010/11/18)
これはもうすぐ,Cons の項から削除されることが確実?なので,いまのうちに書いておくことにします.
K-5 の連写枚数が K-7 の 5.2fps から 7 fps に増加して,ペンタもなかなかやるなぁと思いました.DPReview に掲載された K-5 のスペックシートには,バッファフルまでの枚数として,RAW 15 枚となっています.うん,なかなかよろしい...ところが,正式発表後にペンタのオフィシャルサイトに掲載された仕様表を見て,唖然としました.たった8枚となっていたのです.じゃ,せっかくの高速連写も1秒で終わりということですかぁ? (-_-; なにかの間違いかとも思いました.ペンタサイトの連写のところを見ると,『バッファサイズを増やし』とあるのに,K-7 の 15 コマの半分になっているというのは,(画素数とビット数が増えているとはいえ)なんとも納得できません.
で,このバッファフルの枚数は,発売になった K-5 を見ても,やっぱり8枚でした.ユーザによっては,『この1点だけが K-5 で許せないところだ』と言う人もいました.その気持ちは(連写などほとんどしない私でも)よく分かります.
ペンタックスの技術力はやはりこんなものなのか...明確に,K-5 の Cons と判定したいと思います.
と・こ・ろ・が...10/29 に発表されたペンタックスのプレスリリースを見て,私は仰天しました.11月中旬にリリースされる次期FWアップデートで,ISO100 の PEF で連写が 20 コマに改善されるというのです.えっ?初回のFWアップで 2.5 倍になるんですか...? あまりの改善の幅に正直嬉しいと同時に戸惑いました.『そんなん,最初からそうしとけよぉ?!』と.(^^; まあ,DNG はどうなの?とか,書き込み大丈夫?とか,たった 1.6 fps の連写Loはどうすんの?とか,いくつか不安点もありますが,とりあえず,ペンタ,グッジョブ!と言っておきましょう.
(2010/10/31)