ダーク・ノイズ
いつも最初に断っていますが,『ダーク・ノイズ』というのは,私が(適当に ^^;)作った言葉です.その意味やテスト方法は,K-7 の当該ページをご覧ください.
今回はテスト写真を RAW でISO100, 400, 1600の3枚撮って,Silkypix で現像しています.もちろんノイズリダクションのパラメータはすべてゼロにしています.現像したものを見ても,3枚とも真っ暗で何も見えません.当たり前ですね.そこで,レタッチソフトでガンマを +8 上げてやります.これでなにやら見えてきます.それが下の画像です.上から ISO100, 400, 1600 です.
まあこれをどう評価したらよいのかは,何度も言っているとおり,素人の私には分からないのですが...(K-7 と比較して)素晴らしいですね.上にあげた K-7 の当該ページを見比べて欲しいのですが,K-5 の ISO1600 は K-7 の ISO400 よりノイズが少ないです.ISO400 では,かすかに散点するノイズがポツポツ見えるだけで,ISO100に至っては,なにもノイズが見えません.そこでガンマを上げただけでは見えないのかと,輝度を100%あげてやると...
全体がグレーになっただけで,やはりなにもノイズは見えません.これはすごいな...K-7 では ISO100でもノイズだらけでしたからね.
それから,ISO400 と 1600 の間がちょっとノイズ増加が激しいような気もしますね.ISO の原理を分かってないので,当たり前なのかもしれませんが,線形ではないのかも? あと縮小ではほとんど分かりませんが,ISO1600 ではノイズの並びによる薄いバンディングが横に2列ほどあります.
繰り返しますが,これが CMOS(/CCD) のノイズ特性に関するなにか客観的な評価に結びつくのか,私にはなんとも言えません.ただ...ユーザの直感として,K20D/K-7 ではけっこう私も世界の皆さんも悩まされたバンディングや輝線ノイズには,まず遭遇することはないだろうな...と根拠なく思っています.
(2010/10/15)