位相差AFの“的中率”
最初に断わっておくと,これこそ定量的なデータなどどこにもなく,象徴的・主観的な話しか書けません.もっともありていに感覚的に(PCでのフォーカスチェックの情景を)書くと以下のようになります.
K-5: うーん,ちょっと外してるな.これもそうか.ありゃ,これもだ.おっ,これはなかなかピン来てるな.次はまあまあか.
K-3: お,なかなかいいな.これもなかなかだ.次はかなり来てるぞ.うーん,これは残念か.こっちはまあまあ.うーん,これはどうだろう.注)下の等倍クロップ画像と対応してるわけではありません.
え? ふざけすぎだっ?!...って? まあ怒らないでください.最初に断わったように,こういう書き方しかできないんですよ.
ちなみに AF-S の設定としては,私は現在,中央9点でやってます.これが一番“許容度”が高くてかつまあまあ思ったところに食いついてくれるような気がするので.
で,えいやっと言っちゃうと,K-5 のAF-S 的中率は3分の2弱,K-3 は4分の3ちょっと,といったところでしょうかね...
K-5 のときに Nikon D90 で検証したように,このAFの“合焦率”はペンタに特有の flaw ではなく,位相差AFというものの宿命だと思います.そう考えると,4分の3強と言う合焦率,というより『合焦感』は,確実に K-5 より改善されていると思います.あと,“食いつきの感度”と“食いつきの速さ”は,K-5 より確実に上ですね(ただしSDMレンズを除く.残念).
したがって,いずれにせよちょっと微妙な,ある意味では何のこっちゃ分からん話ですが,K-3 の Pros と判定しておきたいと思います.
(2013/12/02)