AF-S の速度と精度


 まずはじめに断わっておくと,この件について,説得性のあるサンプルやデータを持っているわけではまったくないので,あくまでも象徴的・主観的な話にしかならないと思います.

 (技術者や評論家ではない)ユーザとしての私にとっては,購入後1日目の朝に下のような写真が撮れたことが,K-3 のAFについての信頼感を作ってくれたすべてでした.
 このあとどんな写真を撮っても,AFが決まりまくり,その信頼感はますます高まって行きました.『バシバシ撮れてバリバリ写る』というしょーもない言葉が頭の中を駆け巡り,私は十分にハイになれました.(^^;



 このときはAFモードはもちろん AF-S ですが,その中のオート9点モードだったと思います.ちなみに私はこのモードと中央1点しか使いません.
 で,上の写真の中央部の落ち葉を等倍クロップしてみるとこうなってます.



 素晴らしいですね...画質がということもありますが,フォーカスも社外レンズ(タム28-75)でばっちし決まりまくってます.

 フォーカス速度は,K-5 からますます小気味よい速度となり,不満点はまったくありません.また,勘違いではないと思いますが,ボディ内レンズ駆動の駆動系に変更があったのか,駆動音が今までの“ギュイーン”から明らかに軽くなっています.
 あとどうでもいかもしれませんが,合焦電子音が少し軽快な音に変わっているようで,これも相まって,ボディ内モーターAFはかなり軽快になっています.一方,レンズ内駆動(SDM/HSM)には,特に変化は見られませんでした.

 実は私,K-3 購入を機会として,標準−広角レンズをレンズ内モーターの社外品(シグマ)に全部買い替えてしまおうかと考えていたのですが,実際に K-3 を使ってみて,その考えは綺麗に消え去りました.

 ただ,良いことばかりではありません.いまのところ,低照度下のAFで,明らかな前ピン傾向が出ています.所有レンズをすべて試したわけではありませんが...これから検証していく予定です.

 ということで K-3 の AF-S,もう少し検証が必要ではありますが,Pros と判定しておきたいと思います.

(2013/11/15)


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