*istD のエルゴノミクス
こういうエルゴノミクスというか,操作系に関することは,私は正直言って苦手なのですが,やはり書かないわけにもいかないか...
D と DS とをことさら比較するつもりはないのですが,二つ使っていると,D にはあるのに DS にはなんでないかな?と思われることが一つあります.
それは,この背面の『合焦モード切替ダイアル』です.DS の場合,機能は同じですが,その設定は function ボタンのところにもなく,メニューから入る必要があります.これは非常に不便.どこかに割り当てるカスタマイズ方法でもあるのかな...?
これが威力を発揮するのは,花のマクロ撮影のように,目的物の手前に邪魔なものがある場合です.測距点自動モードだと,当然手前にある邪魔ものにフォーカスが来てしまう.半押しでロックしようとしても,奥にあるものには合焦しない.そこで中央測距に切り替えるわけですが,D だとそれが右手親指でほとんどファインダから目を離さずにできます.これは便利というか,こうなってないととても不便だなと思うんですが...これがもし私の勘違いだったらご勘弁.> DS.あ,マニュアルフォーカスにすれば?という突っ込みは無しね.それはその次の手段なので.
ちなみに業務用 Oly C-5050zoom も DS と同じくメニューから方式なので,ESP測距からモードを変えたことがない.面倒で.(^^;
(以上,2005/03/19)
よく言われる背面十字キーですが...最悪です.(^^; 四方向への傾きの遊びが大きすぎて,しかもどこで接点が入ったのかも皆目分からない...たしかに *istDS 使うと,あ,これはぜんぜんいいな,とは思うんですが.しかし,はっきり言って,特に腹も立たないというか,困ってません.なんなんですかね.もともと私が鈍いのか.
次に,CFの取り出しにくさ.これも,ぜんぜん困ってません.少し傾けてやるとするりと落ちてくるし.
一番イライラするのは,ボディ左前下部の『ケーブルスイッチのコネクタカバー』でしょうか.カメラバッグから出し入れするたびにこれがどこかにこすれて,外れて,ぶーらぶら.(^^; しかもだんだんカバーの差し込みがゆるくなってくる.ゴムなんだから当たり前ですね.しかしまあ,あまりゆるくなったら,ぶち切ってしまえばよい,と.:-p
...てなこと言ってたら,自分でぶち切るまでもなく,自然にぶち切れてカメラバッグの底に転がってた.ケーブルレリーズは未来永劫使う予定がないので,ぶち切れたゴムキャップをアロンαで接着しといた.最初からこうしとけば良かったか.(^^; (2005/07/03)
前置きが長くなりました.ここで書きたかったのは,*istD のグリップについて,です.
*istD と *istDS 両方使ってて一番違うのはシャッター音ですが,その次がグリップ形状でしょうね.
左が *istD,右が *istDS ですが,上から見るとこんな違いです.*istD の方が丸まっちく見えます.*istDS はなんとなくグリップが大きく見えますが,実はこれ,上から見てるためで,斜め前から見るとこうなってます.
前後逆なので,今度は左が *istDS,右が *istD です.*istD はグリップ前部の下部がえぐられてますが,*istDS は逆にすそ広がりになってます.1年ちょっとあとに出た兄弟モデルで,よくまあこんなに違えたものだと感心します.よっぽど評判悪かったんでしょうか.(^^;
で...私はどうかというと,グリップの感触は *istD の方が気に入ってます.慣れのせいじゃないと思うんですが,何というか,形がマイルドで優しい感じ.*istDS の方はけっこう硬いというか険しくてごつい感じがします.上の写真で筐体後部の“グリップ”の部分を見ると,*istD は滑らかなカーブになってますが,*istDS は角が出ています.
私の手は男性としては小さい方で指もまったく短いほうだと思うんですが,*istDS のグリップ握るとなんか“余って”しまい,手のひらの中に隙間ができ,指でつまんでいるような感じになります.
それに対して *istD の方は,たしかによく言われるように小指が下に余ってしまいますが,手のひらの中はしっかりと満たされています.まあ,好みの問題なんですけど.
しかしこうやって並べてみると,*istDS って,ストラップ金具とアクセサリシューのところが *istD と違ってシルバーなんですね.ちょっと驚いた.まさか塗料節約でコストダウンじゃないよね.(^^;
(以上,2005/03/14)