不思議なエッジについて


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>ガンマ補正かなんかの関係で

...と書いたんですが,それから2年近くたって,やっと話が見えてきました.

 とある理由で,長く使っていた Matrox G400 をあきらめ,ATI RADEON 9550 ボードに代えました.で,ATI の Catalyst ドライバには,色設定でモニタのγ値を簡単に変更する機能があります.これを使ってγ値を変更していくと,だいたい 0.9 - 0.7 の間で,このエッジが見えたり見えなくなったりすることが分かりました.

 下の写真は,上がγ=0.7,下がγ=0.9 です.画面をキャプチャしたらなんにも意味がないので,デジカメで直接画面を撮影したものです.





 ということでした.もちろん,なんらかの edge artifact があることは事実なんでしょうけど,モニタのγをかなり高くしてないと見えないようなものであるというのが結論です.
 ちなみに Catalyst ドライバにおける現在の私のγ値設定は 0.9 です.

注)上の Catalyst ドライバのγ値の表現は,おそらく『γ補正値』なんでしょう.数字が小さいほど中間調が暗くコントラストが高くなっています.したがって,本来の意味のγ値の逆数になっていると思われます.

(2006/02/04)


...と・こ・ろ・が,皆さん,下の写真のブルーサルビアの周りに“不思議な縁取り”って,見えてます? 実は勤務先(P650 + LLT2020)から上の写真見たら,どこにも縁取りなんぞ見えないので仰天しました.よーく見ると何かあるようだけど.
 そんな馬鹿な!と,自宅と同じ液晶モニタ(LL-T1620)のマシン(RADEON)で見ても,何も見えず.同じく RADEON + CV-213J(21インチダイアモンドトロン)でもまったく見えません.

 うーむ...この縁取りは G400 + LL-T1620 でだけ見える?? まあ縁取りがあるのはあるんでしょうけど,ガンマ補正かなんかの関係で,他のモニタ環境ではほとんど周囲と見分けが付かない,ということなんでしょうね.

 ということで,この issue はとりあえず『保留』ということにします.

(2004/03/03)


 これは,*istD 買ったその日に家の庭で撮影したものにモロ出てきたので,全体的な画質に対するその当時の疑問もあいまって,かなり落ち込みましたね.



 元写真から縮小なしでトリミングしたものですが,ブルーサルビアの花びらと背景の緑との境界部を良く見てください.不可思議な縁取りというかエッジが出ています.もちろん最初は JPEG 圧縮ノイズかとも思ったんですが,拡大してよく見ると,ぜんぜん違います.
 *istD 発売当時,ネット界隈にはその画質に関するあれこれの情報があふれましたので,チェックしていたんですが,その後現在まで含めて,これに該当すると思われる話は見つけることができませんでした.

 おそらく CCD データをビットマップに変換する際のなんらかの“artifact”だとは思うのですが,dpreview のレビューでも触れられてないし,なんなんでしょうか?
 実はその後,あまり気にしてないというせいもありますが,これに該当する画像には気づいていません.その程度の話,か.

(2004/02/28)


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