撮影時期は不明だが,おそらく1970-80年代と思われる.撮影場所は大船渡市大野川支流大森沢.この露頭はその筋では昔から有名で,デボン系中里層の砂岩泥岩互層である.なぜこんなありふれたソールマークが有名だったかというと,『南部北上古生層にはソールマークはめったに観察されない』からである.多分,褶曲のため層面すべりが激しくソールマークが保存されにくいためと思われる.実際私は,長い石炭系調査の過程でソールマークを見たことはない.
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