北海道中央部の白亜紀変成付加体・美瑛コンプレックスから報告された特異な薄層混在構造(川村ほか,1998).剪断変形を受けた緑色岩中に,黒色の泥質薄層が墨を流したようになっている.チャートや珪質泥岩の破片も見られる.写真は切断研磨面のクローズアップで,長辺が約 6 cm.付加体中で進行した延性度の高い層平行伸長剪断変形によって生成したものと考えられるが,その詳細は不明なままである.1995年7月採取.旭川市/美瑛町オイチャヌンペ川.
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