中部層準最下部の礫岩露頭のクローズアップ(上)と切断研磨標本(下).礫岩は比較的淘汰が良く礫の円磨度も高い.基質は淘汰の良い砂岩である.礫種は付加体構成岩類と島弧火山岩類を主体とし,珪長質深成岩を含む.このような特徴は三笠地域の三笠層礫岩と同様なものである.高嶋ほか(1997)は珪質岩礫から三畳紀~後期ジュラ紀の微化石を報告しており,珪長質深成岩礫とともに渡島帯由来と考えられる.島弧火山岩礫は礼文-樺戸帯由来であろう.上:1998年5月撮影.下:2015年6月採取.相原 航氏試料作成.日高町滝の沢.
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