昔の趣味ですが,バイクについて


【オフロード(トレール)バイク】



● 私のバイク人生は,卒業論文フィールドだった岩手県で現地のバイク屋さんから中古で購入した“とっつぁんバイク”YAMAHA FB-50から始まりました.その後 YAMAHA RD-50と,原付2台を乗り継ぎました.FB-50 は,バイク乗りの面白さをはじめて教えてくれた相手として,思い出深いバイクです...が,写真は無い.
 しかし,原付バイクを乗り続けるにつれて,やはりその能力不足が気になりだし,一度小型二輪の実地試験を受けに行きましたが(当然というか)見事に落ち,思い切って自動車学校に通って中型免許を取りました.

 上の写真は,私の初めての中型バイクとなった YAMAHA DT250M です.1979年ころか? 場所は住田町世田米の NTT の中継基地が設置されている山頂.背後の山は下有住−遠野方面か.薄雪をかぶっているので,早春かあるいは晩秋なんでしょうか.ここ,今でもまだクルマで登れるのかな?

 この DT250M,ヤマハのオフロードバイクとしてははじめての“モノクロスサス”マシンだったと思いますが,なんだか全体に重苦しいバイクでしたね.燃費も悪いしパワーもそれほど感じられませんでしたが,低速のトルクはごろごろとけっこう太かったような.




● DT250Mがオフロードバイクとしてどうもスマートじゃなかったので,今度は4ストにしてみようかと,YAMAHA XT250 に乗り換えました.これは何年ころの写真なのか...場所はおそらく大学院でのフィールド,陸前高田市横田のどこかの,林道の終点でしょうね.

 この XT250,アクセル開けると『シュタタタ...』と軽快に走ってくれるバイクでした.しかしもちろんアンダーパワーで,エンジンが暖まってくると常にオーバーヒート気味で,ノッキングが出るばかりかパワーダウンする癖が収まらず,あまり良い印象がありません.乗っていた時期も短かったのかな?




● そしてこれが,かつての愛車オフローダー YAMAHA DT-200R(初期型27F? 37F?)の勇姿.見る人が見れば分かる...タイアはピレリMTを履いてます.シブイぜ.ただのキャラメルタイアじゃないよん.でも,タンクの塗料剥げがたいしたこと無いな.体重前方移動とニーグリップが足りないぞ.あ,そうか...これ,純正タンクじゃなくてFRP製のビッグタンクに換装したあとだな.季節は清秋 1985年10月です.黄葉のはじまった林を背景として,岩手県早池峰山北麓・御山川にかかる欄干も何も無い“コンクリ橋”の上で取りました.

 今思い出しても,この DT200R が私の一番のオフロードの相棒でしたね.パワースライドも自由自在,ほんとに楽しくてハマりました.保安部品外して草レースに出たこともありました.モトクロッサー KX80 とタメはって走りましたよ,ほんと.




● 私の最後のバイクとなった YAMAHA DT-200R(3ET型?)です.独身時代にすんでいたアパートの横で.なぜかオフロードでの写真は残ってません.
 この DT200R,納車その日に水没しました.(^^; 恵庭の奥の林道を走っていたらちょっといい感じの川があったので入って行ったら,川底の丸石でズルリと...林道走ってたどこかの誰かのバイクに二人乗りで近くのGSまで連れて行ってもらって,バイク屋に電話してサルベージしてもらいましたが...『KAWAさん,あんたが日本で最初にこのDT水没させたユーザだよ』て言われました.

 この DT は確かに旧型とは一味違う凄みのパワーがありましたね.舗装路でフルスロットルにすると,ハンドルから手が離れそうでした.でも...年取ったカラダがそれについていけなかったかな.(;_;)

【ロードバイク】



● 早春の北海道の山(霧立峠付近)を背景とした,かつての愛車 YAMAHA RZ-250R.就職して給料をもらうようになり,『ツーリングもしたいし,一度ロードバイクてのを乗ってみよっか』と買ったものです.しかし結局,釧路−知床ツーリングをテント積んで一回だけ行っただけでしたが.

 この RZ,フルスロットルで走ると,後ろ走ってるクルマのフロントウィンドウにオイルが点々と...こりゃベンツの前は走られんぞという,いかにもヤマハの2ストらしいバイクでした.この後4ストに2台乗りましたが,やっぱりRZがパワー一番だったかな...トラック追い越そうと3速に入れてフルスロットルしたら,一瞬でトラックが消えてしまい,ありゃぁどこに行ったの?とバックミラー確認したこともあったぞ.RZお得意のワープ走法.(^^;




● その後,やっぱり中型フル排気量の400ccに乗ってみたいと思い,前からちょっと気になっていたカワサキの4ストを買いました.当時のスポーツバイク,KAWASAKI ZX-4 です.1989年ころ.

 パワーはなかなかのものでしたが,かなりじゃじゃ馬で乗りにくかったですね.しかし,交差点でフルスロットル発進すると,道路の段差でウィリー状態になるとか,けっこう好きだったです.
 ところが,シリンダーヘッドの“す”によるオイル漏れとか,カムシャフトの焼きつきなどが相次ぎ,エンジン音もガラガラになってきて,結局手放しました.




● 私の最後のロードバイク,KAWASAKI ZZR-400 です.アパートのガレージの中で撮った写真ですが,それが象徴しているように,だんだんバイク(に乗ること)が重荷になってきた時期でもありました.

 ZX-4 の後継機種をイメージしていたのですが,車重の重さもあるのか,特性はマイルドなものでした.『バイクにもっと乗りたい』という気持ちとは裏腹に,体力・気力の低下はごまかしようが無く,このガレージに収まるようになった四輪車(レオーネ)に私の時間は移っていったのでした.ZZR-400 の走行距離は 3000 km いかなかったと思います.

 バイクをすべて手放す(降りる)決心をしてバイク屋に連絡を取り,その軽トラックが,この ZZR-400 と DT-200R(お尻だけ写ってます)を載せて去っていくのを見送ったときは,マジで涙が出ましたね...1990年のことだったか?

(以上,2003/01/19)

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