CCD のゴミ付着について


以下,記事は新しいもの順です.

 “タタミィスティック”,人身御供の *istD であっさりとうまく行ったので,今度は K10D でやってみました.
 ACアダプタが無いので,とりあえず新しいバッテリーに取り替えて,ぺったんぺったん...さて取れたかな?とPC画面を写真に撮って確認してみたら...



 ひっぇ〜...これはなんですかぁ!! (@_@) まじに青ざめましたです.

 どうやら,スティックでぺったんした時,粘着部をLPFの上で“こじって”しまったみたいです.この付着状況からして,もうダメだ...orz と思ったんですが,気を取り直して粘着部をこじらないように何回かやり直してみたら,とりあえずなんとか取れたみたいでした.ふぅ...(-_-;

 どうも気が緩んでいい加減にゴミ取りをやってしまったようです.反省反省.それにしてもこの“付着したもの”はいったいなんなんでしょうね? スティックに粘着物がそもそも付いているわけは無いので,不思議です.

(以上,2007/06/11)


 昨年12月に買った“タタミィスティック”,K10D ではまだ使う場面がないので...いったん引退している *istD で試してみました.



 で...これは,すっごい簡単でした.あまりに簡単すぎて,『ほんとに取れてるのかな?』と疑ってしまうくらいです.ニコンのクリーニングキットは,シルボン紙を残して捨ててしまいました.

 まずは,クリーニング前.2005/02月にニコンのキットでクリーニングしたのが最初で最後ですので,それ以来2年半にわたる長年の蓄積で,ブロアで取りきれないダストがたくさん残っています.ひゃぁ.DA16-45テレ端で f22,マニュアルフォーカスで無限遠にしてPCのモニタを撮ったものです.



 とりあえず,1回,タタミィスティックでいい加減にぺったんしてみました.



 やはり一回では,取り切れてませんね...でもすごく少なくなってます.もうちょっと頑張って丁寧にぺったんしてみました.結局3回やりましたが,ほぼ完璧です.



 CCDの端はちょっと難しいようで,はっきりしたのが1個残っていました.そのほかに,もやっとした小さいのがいくつか残っていますが...まあこれらは気にする必要はまったくありませんね.

 いや〜...素晴らしいです.なんのストレスもなくCCDクリーニングが出来るというのは.K10D のDR機能は“いかさま”(^^; という見方もあるけど,このスティックがあるなら何も要りません.

(以上,2007/05/16)


 正式発表になった K10D には,二つの Dust Removal(DR)機能があることが分かりました.LPFのコーティングと,SR利用の“CCDぶっつけ振り落とし”です.後者は,はたしてどの程度効くものか分からないんですが...まあ,現状 *istD でもゴミ問題はそれほど気になっていないので,私個人的には,これでまったく気にしなくても良くなると思っています.

 で,どうでもいい話なんですが,最近 *istD で『付いたあと自然に落ちてしまう』ダストに何度か遭遇するようになり,“こんなことあるのかな?”とちょっと不思議です.

 つまり,何枚かの写真を連続して確認すると,ある写真からゴミが写りはじめ,それがシャッター切るごとに位置がずれていって,何枚目かで消えてしまう...
 下のモーションGIFは連続して撮影した2枚の写真の左上を位置を合わせてクロップしたもので,2枚の写真の撮影時間差は7秒です.



 そしてこの数枚後に撮影したものでは,このダストは写真中央部に移動しており,その次のショットでは消えてました.

 おそらくシャッター・ミラーの振動で動いて落ちてしまうんだと思うんですが,今までこういうことはなかった(=ブロアで吹かない限りそのまま)ので,すごく不思議です.LPFの表面の状態が経年変化したとか...? まさに K10D のDR機能の先取りかと.(^^;

 しかしまあ,このまま K10D 入手したら,1万円近く出して買ったニコンのクリーニングキットも,たった1回使っただけでお役御免ということでしょうか? そう言えば,ペンタからもキャノンと同じような“粘着ゴミ取り用具”が売られるという噂もありますね.

(2006/09/30加筆)(以上,2006/09/22)


 下に書いたニコンクリーニングキットでのセンサクリーニング体験後,私のデジ一眼環境には大きな変化が起きました.ズームレンズ3本体制に突入していったわけです.3月に 28-75mm,4月に 16-45mm,そして6月に 50-200mm...特に4月からは広角ズームを手に入れたこともあって,“野外での頻繁なレンズ交換モード”に入ってしまいました.といっても私の場合,クルマの後部座席の上での交換,なんですが.

 そうなると当然気になるのが,『レンズ交換に伴うゴミの進入』です.ズーム一本でレンズ交換しなくてもゴミが付いてたのに,いったいどうなるんだ...クルマの中といってもドアは開いてるわけだし,クルマの中だって良く見ると綿ボコリだらけではないか...正直言って非常に不安でした.

 と・こ・ろ・が...結果は予想を超えたものでした.ぜんぜん大丈夫,なんですね,これが.一度だけ,でっかいホコリがもや〜っと写りこんだので,ひっぇ〜...とびびったのですが,レンズの後ろ玉に付いた綿ボコリでした.それ以来交換するとき,おまじないに後ろ玉を軽くフッと吹くようにしてますが,その後は一度もありません.

 私は正直なところ,自分自身“神経質な方”だと思います.それなのにこうだとは...もちろん,クリーニングキットによるクリーニングはあれ以来一度もやってませんし,ブロアで吹いたのも1回くらいじゃなかったかな? いつやったか覚えていないくらいです.

 世によく言われる『デジ一眼のゴミ問題』って,なんなんでしょうか...? 都市伝説の類なんでは,なんて思ってしまうくらいです.(^^;

(以上,2005/07/07)


 クリーニングキットを購入してから,2週間がすぎてしまいました.で,やっとヒマ・余裕ができたので,センサクリーニングをトライしました.
 まずは,付属CDにあるように,フィルタで1時間練習しました.シルボン紙の巻き方とか,拭くときの力の入れ方とかは,あんまり問題ないみたいです.とにかく大事なのは『シルボン紙へのアルコールの浸み込ませ量』,これに尽きます.多すぎると拭きムラでえらいことになりますので...

 しばらく練習したあと,まあこんなもんだろうと意を決して本番.ちょっと誤算だったのは,PENTAX の LPF の固定のやり方が Nikon とはちょっと違っているみたいで(枠じゃなくてフックみたいになっている),うーむ...と考え込んでしまいましたが,まあやるしかない.(^^;
 やってみたら...案外あっさりとうまくいきました.センサがけっこう奥にあるので,(老眼の :-p)両目で見るのは少し難しかったのと,拭くときの感触(摩擦感)がフィルタとはかなり違っていてつるつるで戸惑いましたが...あと,APS-C CCD は思いのほか小さなもので,面積の広いフィルタでやったときよりもスティックを動かしにくかった.そのへん考えると,アルコールの量はさらに少なめにしたほうが良いみたいです.
 結局3回拭き,わずかに拭きムラが残りましたが,端っこだし画質には影響ないだろうと妥協しました.

 ダストは,目的のやつは見事に取れましたが,小さなものでは取り切れないのもありました.気のせいか増えたものもあるみたいな?? まあこれはニコンの説明CDにもあるように,除去の必要のないものということで.

 これがクリーニング前.


 そしてこれがクリーニング後です.目的のダスト(左下)はきれいに除去されています.


 やってみた感想は,『やってみればどうということもないな』です.(^^; これだったら,ずっと自分でやっていけますね.『ゴミ付いてるけどメーカサービスに出すと2週間かかるし,さてどうしよう...』と思い悩むことも,もうなくなりました.まあ,失敗してどうにもならなかったらサービスに出せばよいということで.
 なんかこれで一眼デジと対等に付き合っていけそうです.この感覚は自作PCの世界と同じですね.すごく気楽になりました.

(以上,2005/02/11)


 *istD 使って1年半,いままでダストはブロア一発で取れていたんですが,先日からたった一個,粘りつくようなのが貼り付いてしまいました.ブロアでどうやっても取れません.このやろう.(^^;



 パソコンの液晶モニタ画面を絞り込んでアウトフォーカスで撮影し確認してみると,それ以外にも小さなダストが点々と見えています.
 これはそろそろペンタックスのサービスにクリーニング出す頃合かと思ったんですが...ネット界隈であれこれ話を見ているうちに,『自分でやってみようか』と思うようになりました.
 ということで,まずはニコンのオンラインショップから『クリーニングキットプロ』というものを購入.



 説明書には『ニコン製品専用』と書いてありますが,まあそんなことはないでしょう.で,付属のCDに入っているビデオを見ると,これならなんとか自分でもやれそうだと思います.しかしCCDセンサ(ローパスですが)でぶっつけ本番というのもアブナそうなので,まずは古いフィルタで試して・練習してみてから...さて,どうなるんでしょうか?

 ちなみにこのキットについてきたブロアは,Jumbo Hurricane というロゴのある灰色のテカテカのやつでした.


 いままでは,黒いツヤのないゴム製のやつを使っていたんですが,『そういうのはゴムの微細なかすが飛んで付着することがある』という話も聞くので,ホントかどうか知りませんが,これを機会に捨てました.まあ,プロキット付属のなら確実ですもんね.

(以上,2005/01/31)


その後の後日談,というかフォローを.ダストはだんだん減っていく...という話を聞いたことがありますが,そのとおりのようです.3000枚越えたあたりから,確実にダスト出現は減ってます.それに,ミラーアップでブロアで吹くとほとんど取れてしまうことが分かってから,自分で気軽にクリーニングできるようになったので,ますます気にならなくなってます.もともとレンズ一本しか持ってない(=レンズ交換しない)ので,ダストはシャッター周りから出るものが主だと思うので,まあそういうことなんでしょうね.それでも最小絞りでテストショットすると,取れない細かいダストがたくさん見えますが,普段の写真ではぜんぜん気にならないですね.
 『ダスト問題が解決しない限り一眼デジは買う気がしない』とか『ダスト問題は一眼デジの宿命的欠陥だ』などという話をネット界隈ではよく耳にしますが,“単なる風説による(実体験に基づかない)過剰反応”だと思いますね,昨年9月の私自身も含めて.

(以上,2004/08/17)


 その後,しばらく躊躇していたのですがある晩,ビールの酔いの力を借りて,CCDクリーニングに挑戦.メニューからクリーニングを選ぶと,ミラーがぱこっと上がり,CCD(ローパス)がもろ見え.で,覗き込んでみると,写真のゴミの位置になにやら確かに見えました.カメラを下向きにしてブロアで吹いてやると,案外簡単にゴミは取れてしまいました.やったね.
 ところが...確認のために絞り最小で白い壁を撮影してみると,下の写真に見えているようなボヤけたものではなく,黒い小さな点がポツポツと...瞬時にアタマの中のスイッチを『無視モード』に切り替えたのは言うまでもありません.まあ気にしない気にしない.
 で,その後撮影に一回行って帰ってきたら,前より目立たないけど,またもやホコリが今度は二つ...まあ一眼デジてのはこんなものなんでしょうね.そのうち機会を見てサービスに出すということで.なにしろレタッチブラシ一発で消せるものですから.ポジ+フィルムスキャナのホコリ除去の世界と比べたら軽いものです.

(以上,2003/10/22)


 デジ一眼の宿命なんですが,やっぱりCCD(というかローパスフィルタですが)にはゴミが付きますね.



 私はレンズは 24-135mm 一本で行くと決めている(それしか持ってない)ので,撮影中にレンズ交換ということはなかったのですが,いつの間にか上のようなゴミが付着していました.こういうのはフォーカルプレーンから出たんでしょうか?
 一眼デジは初めての経験で,自分でクリーニングするのも不安でしたので,地元のサービスセンターに電話してみました.持ち込めば30分くらいで,と思ってたんですがこれが甘かった.『東京の工場送りで戻ってくるまで1〜2週間』(!)...しょうがないので“捨てゼリフ”だけ言っといて,結局自分でやることにしました.当面レタッチでごまかせる範囲なのですが,さてどうなるのか...

(以上,2003/09/29)


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