デジタルズームについて
下の記事からすごい時間がたってしまいましたが...その間に,私の一眼デジタルも 600⇒1020⇒1460万画素,と進化(?)してきたわけです.で,ちょっと思い立って,K20D の 1460万画素をデジタルズーム(トリミング)してみたらどうなるのかな?と.
駐車場歩いていたら,カラスが馬鹿にしたような声で鳴きやがったので,見上げたら,なんだかすごく残忍な感じのカラスでした.そのクチバシ開いて鳴きわめく姿の憎らしいこと.(^^; で,撮ってやろうと思ったら,着いてたレンズは DA★50-135.望遠ちょっと足りないとは思ったのですが,とにかくテレ端135mmでシャッター切りました.もちろんアップの迫力はないので,トリミングしてやると...
これで,ピクセル等倍クロップです.ディテール出すためにちょっとガンマ上げてますけど.なかなかいいですよね.というか,等倍でこの細部描写,驚きです.さすがに1460万画素,と言っておきたいです.このトリミング耐性だったら,いろいろと使える場面もありそうですね.
(以上,2008/12/08)
釧路湿原の高層湿原の中を歩いていたら,一羽の丹頂鶴が餌をついばんでいるのに出会いました.すかさず DA50-200mm のテレ端(300mm相当)でシャッターを切ったのですが,撮れた写真はこんな感じ.
元写真
300mm 相当の望遠といえども,歩いていた木道からけっこう離れていたので,ぜんぜんクローズアップが足りませんね.それではトリミングしてみようか...
元写真からの切り取り位置
赤のシェードのところをトリミングしてみると,こうなります.
トリミング写真
うーむ...これはなかなかいいぞ.なにより,肉眼でもファインダでもぜんぜん見えていなかった丹頂の赤い頭がくっきりと.背中に落ちている長い首の影もはっきり分かります.長辺が大体元写真の 1/3 くらいですから,単純に考えると,900mm 超望遠相当,ということになります.実焦点距離で言うと,600mm 望遠.そんなレンズ,とても持てません(買えません)ので,この手はけっこう使えますね.要するにデジタルズームということになりますが,よっぽどデジタル写真見慣れた人でも,こういう縮小画像ならそうとは気づかないのでは...?
欲を出して,今度は丹頂の周りだけを切り抜いてみました...こりゃ,トリミングだとはっきり分かりますね.f(^^;
さらにトリミング
でも,尻尾や背中の羽根の形がちゃんと写ってるし,ぜーたく言わなければ悪くないぞ...ちなみに“ピンボケレスキュー”で強度のシャープネスを加えてやるとこんな感じ.
ぎんぎんシャープネス
とても見られたものではありませんね.(^^;
(以上,2005/08/15)