冬の自然


帰路に着くと,たまたま通りかかった道端で何台かの車が止まっていたので何かと思ったら,これでした.その前に編隊で飛んでいるところ見かけたんだけど,けっこう灰色というか黒く見えたので,白鳥とは思わなかった.まだ若いのかな??優しい感じですね.オオハクチョウなのかコハクチョウなのか私には見分けが...DA★50-135テレ端で撮ったやつをけっこうトリミングしています.この直前まで DA55-300付けてたのにこのときはなぜか.長沼町長沼運河.(2009/03)


これはちょっとまだ寒々とした感じです.DA★50-135テレ端で,思い切って逆光を狙ってみました.凍った雪面の照り返しが鋭い感じです.やっぱりまだ冬だと思ったので,現像時に色温度をちょっとばかし高くしています.長沼町馬追山付近.(2009/03)


これはもう春の風景と言ってしまっても良いような感じでした.日差しもけっこう強くて,畑を雪が覆ってはいても寒々という感じはまったくしません.この並木が新芽を吹く季節が待ち遠しいです.北広島市南の里付近.(2009/03)


どうも札幌の冬もそろそろかな,という感じがしています.同じような枯れ草情景でも真冬の美瑛で撮ったものとは色合いまで違うような気がします.ほんとにもう春はすぐそこですね.北広島市南の里付近.(2009/03)


これ要するにスキー場のゲレンデなんですが,その頂上をクルマで通れるので,そこから見るとこういう風景が見えたりするわけです.背後に見える青いのは噴火湾.望遠の視線がそこまで突き抜けているようで,気持ちいいです.豊浦町ホテルウィンザー.(2009/03)


北海道ではほとんど平地に近いところでもこういうダケカンバがすっくと立っていたりするので驚きます.この独特のワイルドさがなんとも.冬空ははどこまでも青くて...Silkypix デフォなのにちょっとやりすぎか? 豊浦町ホテルウィンザー.(2009/03)


湖の風景撮っていたら,眼下の湖岸にこういうものが見えたので,雪積もって凍った斜面を夏用のスニーカでおっかなびっくり降りて撮りに行きました.ツララがなんでこういう太さの違う段つきになるのかは分かりませんが,湖面の波の作用かなんか?? DA★50-135はこういう描写は得意中の得意.SDMがすぐ壊れるという噂もあるけど,私のはとりあえずいまのところ大丈夫.壮瞥町壮瞥温泉付近.(2009/03)


まるで冬のブルーヘブン.こんな風景がただのどうってことのない生活道路の脇に出てくるんですから,北海道はさすがやめられない.ちなみレタッチなんぞはしておりません.レンズはタム17-50mmワイド端ですが,なかなか素晴らしいですね.このレンズのワイド端は実は16mmに近いという話も聞いたこともありますが,こういう写真見るとそうなのかも.壮瞥町壮瞥温泉付近.(2009/03)


しばらくぶりの遠出です.天気も良く,楽しめました.もうちょっと湖面が凪いで滑らかになってくれれば嬉しかったんだけど,まあまあでしたね.それにしても,これ Silkypix で現像したものなんですが,現像しているときは青が鮮やか綺麗でいいと思ったんですが,こうやって見ると,ちょっとなんか不自然だな...まあいいけど.壮瞥町壮瞥温泉付近.(2009/03)


ありゃ..また同じようなパターンの風景でしたね.でもこの場合は,空も雪も天気の悪さでグレー一色(微妙にトーン違うけど)になっており,その間に挟まった近郊の林と青みがかった平野の風景が,なかなかいい感じです.中間的な冬.北広島市富が岡付近.(2009/02)


なんだか似たようなもんだけど,さすがにこのあたりまで来ると冬の風景も格が違うみたいな.このシーンでは,白樺林の後ろに透けて見える雪の山々がアクセントになってくれました.美唄市宮島沼付近.(2009/02)


天国に近い風景.さすがにこのへんだと,美瑛富良野というわけには行かないようだ.足跡は...たぶんキタキツネではなく,そのへんの犬の散歩かと.まあでも札幌近郊の冬の風景はこんな感じ.江別市野幌森林公園付近.(2009/01)


カメラ持ってこの辺ぶらついてはみたけれど...どうもイマイチ.しょうがないので,ありきたりな笹の葉を日陰の青ざめた雪面を背景に撮ってみた.単にそれだけだな...さらに奥の野放図な明るさとのコントラストは出たけれど.江別市野幌森林公園付近.(2009/01)


ちょっと季節を期待してここに行ってみたんですが,どうも外れでした.この貧相な木はナナカマドです.落ち残った紅い実がかろうじて疎らに付いています.なんだか全然美しくないしカラフルでもないけど,私にはけっこう眼に残った.札幌市南区滝野霊園.(2009/01)


後ろにあるのは美瑛では有名な『名前の付いている』木です.知っている人はすぐに分かると思うけど.でもここでは彼らは主役ではありません.雪面からかろうじて倒れ残った頭を出している枯れ草と,その向こうにとぼとぼと付いているキタキツネの足跡が主役です.美瑛町北瑛付近.(2009/01)


こういう風景に出会うたびに,『天国の風景』だ,と思ってしまいます.他に表現が思いつかない.おそらく他の季節や天候のときに見るとどうということない風景だとは思うんですが.大きさや立ち姿の違う何本もの木々が,舞台の上の俳優たちのようにも見えてくる.美瑛町大村付近.(2009/01)


この朝冷え込んだもので,雪中に立つ枯れ茎に付いた“エビの尻尾状”の霧氷です.いや〜...色といい形といい,繊細でいいですね.そういうものなので,構図が難しかった.ちなみにトリミングはしておりません,きっぱり.f(^^;レンズは DA★50-135.さすがです.美瑛町石山付近.(2009/01)


レンズは DA★50-135 だと思っていたんですが,確認してみたら DA55-300 でした.やっぱり(安いのに)いい描写するレンズですね.前日の吹雪で,後ろの山の針葉樹は樹氷状態になっています.ちなみに,この場所ののそばででっかいカメラを三脚に立てている人を発見.クルマを見たら,昨日某レストランでオーナーと写真の話をしていたカメラマンの方でした.本州から来たんだそうで.いい写真撮れました? (^^; 美瑛町青葉川付近.(2009/01)


これはなんか目で見た輝きというか明るさと暗さがうまく出てくれませんでした.もっとコントラストが高かったように見えていたんですが...もう少し RAW 現像で追い込んでみるべきだったのかも.ちなみにこの気温で,私の周りの空気中にはダイアモンド・ダストがしゃらしゃらと飛び回っていました.もっとその密度が高ければこの逆光でサン・ピラーになってくれたかもしれないんですが.残念.中富良野町鈴和付近.(2009/01)


下と同じシーンですが,こちらは二本で孤立したカラマツを.手前の雪面はさすがに飛び気味ですが,後ろの青黒い背景は思ったとおりの雰囲気に写っています.このへんはさすが RAW 撮影・現像だな,と思います.中富良野町鈴和付近.(2009/01)


次の日,ほとんどあきらめていたんですが,なんと朝から快晴.来た甲斐がありました.気温は零下10度以下になっているので,カラマツの枝には霧氷?が一面に張り付いています.その上部が右後ろから朝陽を浴びて,光と影の世界を.明暗差の激しいシーンですが,飛びも潰れもしませんでした.K20D は良いカメラです.中富良野町鈴和付近.(2009/01)


(カーナビ付いているのに)道に迷ってしまい入り込んだ農道の上をふと見上げたらこんな冬が立っていました.このときは気づかなかったけど,空は青く晴れていたんですね.もう日没が近かったので,目で見てるのとは全然違う写真に.DA★50-135だったと思いますが,実に繊細に写ってくれるレンズです.上富良野町日新付近.(2009/01)


久しぶりの美瑛富良野だったんですが,一日目は雪交じりのどんよりとした日で,どうにもこうにも.かろうじて顔を出した太陽も,こんな風景を作ってくれるのが精一杯な日でした.まあでも,冬という季節は,単なる枯れ草にもこんな表情を与えてくれる.私は北海道の冬が好きです.これがない世界はもう物足りなくて.富良野市八幡丘.(2009/01)


久しぶりに外の写真でも撮ろうとせっかくクルマで出たのに,だんだん雪が激しくなってきました.しょうがないからもう帰ろうかと,最後の一枚.人間の眼は勝手なもので,遠くの林とそこに降りしきる雪しか見えてないのですが,カメラで撮ってみると,目の前を降る雪がちゃんとでかく写っていました.でも,静かな世界です.北広島市音江別川付近.(2008/12)


なかなか遠くに出かける機会が無くて,しょうがないので自宅の近所の道の脇で.吹雪の後のカシワ林ですが,四本のカシワがなんとなく左右対称に傾いて並んでいて,面白い.カシワ特有の木肌と少し赤っぽい色合いが雪の白と良いコントラストを作っていました.北広島市輪厚付近.(2008/12)


この付近に出かけたときは必ず立ち寄る,ヤマザクラの老木です.行く度に枝が減って枯れていっているような気もするし,そうでないような気もする...春,花をつけた姿も楚々として好ましいのですが,こういう季節にもまた味があります.日高町三島付近.(2008/12)


今度は国道から10km以上入った山間地というのか,もちろんこには誰もいません.川は半分凍りついて流れていて,B&Wの世界を作り出しています.寒々としていて,しかし和みます.(^^; 日高町三島付近.(2008/12)


下の鈴懸けの木の幹です.こうやって裸になってみると,まるで悪魔かなんかの邪悪な存在のように不気味に力強いです.葉っぱの出ているときとはイメージがまったく違って面白い.むかわ町福山駐車場.(2008/12)


山間の駐車場ははっきり言って寒かったのですが,空はたしかに青かったです.どういうわけか落ち残った鈴懸けのぼんぼりが,北海道の山間としてはどこか異質で,惹かれました.むかわ町福山駐車場.(2008/12)


なんだか魚眼風に写ってますが,タム17-50のワイド端です.なかなか好感のもてる描写を見せてくれるレンズです.表面は薄く溶けているようにも見えましたが,湖面を覆う氷に走る多角形のクラックが,寒々とした荒涼感を.一見静かな風景に見えますが,向こう岸のすぐそばを高速道路が通っており,そこを通行するクルマの轟音がまるで宇宙基地みたい(なんだそれ)だった.江別市江別太越後沼.(2008/11)


まだまだしつこく生き(死んで?)残っているセイタカアワダチソウ.まさにフォームという感じの触感で,名前そのものの姿です.オリジナルな生態系を蹂躙した外来種なんで憎たらしいやつだけど,けっこう面白いやつでもある.江別市野幌自然ふれあい交流館.(2008/11)


家のモミジは少し大きくなりすぎてきたので,昨年の秋に剪定というか,枝切りをしました.切った所からはもちろん新しい細い枝が出てくるわけですが,その枝に付いた葉っぱは,元の枝に付いた葉っぱとはなぜか全然違った大きさと形をしています.こんな風に細々としていて,すごくセンシティブです.札幌市清田区自宅前庭.(2008/11)


近くのレストランでカレーを食べていると,目の前の窓からこんな風景が見えていました.食後に外に出て撮ったのですが,すごく寒かったです.畑の向こうは石狩平野ですが,吹雪で煙っています.寒々としてて北海道らしく,いいなぁ.(^^; 千歳市泉郷付近.(2008/11)


すぐ右側に太陽があるので,ちょっとフレアっぽくなってしまいました.雪をうっすらとかぶった畑と畦の木,それに暗く被さる雲,その上の薄い青空...北海道の平野部の初冬の風景です.恵庭市穂栄付近.(2008/11)


数ヶ月悩んで買ったタムロン17-50mm の初陣ショットです.ご覧のとおり,なかなか悪くないです.広角側が DA16-45より 1mm狭いので,少しワイド感が足りないような気もしますが,まあそういう時は DA12-24に任せればよいということで.数日前に降った雪の上に赤茶色の落ち葉と小枝が落ちていて,すごくメルヘンチックでした.雪の上に見えるゴミみたいなものは,この樹の実から落ちた種です.札幌市豊平区平岸霊園.(2008/11)


いや〜...メランコリックな風景ですね.実に北海道の初冬らしい.好きだな,こういう風景は.夕闇迫る時間帯の暗く覆い被さるような雲がまた良い.この左側ではすでに夕陽となった太陽が雲間から顔を出していました.長沼町六区東二線付近.(2008/11)


背景の面白いパターンは,刈り取りあとのなにかの畑の黒土の畝です.ナナカマドの貧弱な赤い実の付き方とのコントラストが面白かった.これも DA55-300 だったと思いますが,暗いシーンの開放付近では,RAW 現像でも取りきれないビネットを感じます.千歳市東丘付近.(2008/11)


なにかの畑の刈り取り跡が,まるでオーバルサーキットみたいなパターンに.下の土が黒土なので,色のコントラストがはっきり付いて面白い.DA55-300テレ端だったと思いますが,ビネット(?RAW現像で除去したつもりですが)のおかげでなんだか周辺が沈んでおり,いかにもの季節感.千歳市新川付近.(2008/11)


朝起きてみると,夜半の強風で家の前庭のモミジもほとんど落葉していました.今年は暖かかった晩秋のせいか,紅葉がまったく不完全で,こんな色のまま落ちてしまいました.合掌.黒いアスファルトの上に落ちた二枚の葉が,色といい姿勢といい,まるで二卵性双生児みたいだ.札幌市清田区自宅前.(2008/11)


ちょっと無残だけど,雪の白にモミジ紅葉というのはほんとは映えるはず...が,色がイマイチでした.ちなみにこれ,Silkypix Proβによる現像です.なんだかコントラストがはっきりしていて気持ちよかったので,採用してみました.なんでもかんでもこんな感じに現像されるのは勘弁して欲しいけど.札幌市清田区自宅前庭.(2008/11)


ということで,札幌にもようやく初雪が降り,まさに冬のシーンとなりました.しかしまだこの季節,朝日が出てくるとどんどんと解け始めてこんな感じに.家のモミジはなぜかこの季節になっても紅葉が不完全で,結局雪の上にこんな姿で落ちる羽目に.札幌市清田区自宅前庭.(2008/11)


もう冬なんだからお前もういい加減にせえよ!と言われそうなアワダチソウ(?)の立ち姿.それでも柔らかい逆光の弱フレアの中でなんとか矜持を保っています.千歳市泉沢付近.(2008/11)


帰途ちょっと寄ってみようと思ったら...思いのほか遠いところで,着いたらもうこんな時間になっていました.湖面にきらきらと映る生気のない太陽の反射にカメラを向けてしまいました.手前に影になっているのは流木の幹です.考えてみると,あんまりこういうのって撮ったことなかったみたいな.上士幌町糠平湖タウシュベツ.(2008/10)


同じようなシチューションですが,こちらは朝日がわずかに当たっているので,少しばかし暖かい感じがします.なぜかこの時期に出てきた草(ロゼッタ?)の緑も,これから遠い春へのベクトルを感じさせます.帯広市愛国町付近.(2008/10)


生気を失って硬く霜で凍り付いた枯葉の堆積...まさに秋が過ぎて冬になったと思わせる風景です.空の青が反映して青ざめており,胸の奥まで冷え切ってしまいそうです.帯広市愛国町付近.(2008/10)


こうなると,まるで大ステージでのミュージカルのフィナーレシーンみたいです.ほんとに独特な風景で,何度見ても飽きることはありません.これが新緑のときはどう見えるんだろうか...上士幌町糠平湖付近.(2008/10)


これ,秋の自然のところで上げた写真と同じ時のヘリ空撮.少し標高の高いところです.北海道では秋と冬との境界というのはなかなか区別しがたいのですが...このシーンではとにかく『葉っぱがすべて落ち切って』いるので,冬ということにしようと.:-p その白樺の枝先の赤さが来年の春へのつながりを思わせてファンタジックです.上士幌町糠平湖付近.(2008/10)


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