SRの効き
最近,いろんなところで『K-7のSRの効きはせいぜい1段分』とか言われてますよね...K10/100D でペンタの撮像素子シフトSRに感動した実としては,どうも納得できません.いまさら素人がとも思いましたが,やはり自分でやってみないと納得できないもので,テストしてみました.
テスト方法は,SR 設定を off/on でシャッター速度 1/60s から 1/4s までの5段分を,それぞれ10枚ずつ,連写じゃなくて単写で撮影し,その結果をA〜Dの4段階に分けてその割合を見るというものです.Aは『手ブレの見られないもの』,Bは『軽微な手ブレでもやっとしているもの』,Cは『明らかな手ブレが認められるもの』,Dは『手ブレがひどく像が大きくシフトしているもの』です.
焦点距離はタム28-75mmのテレ端75mmです.SR オンのときは,もちろんシャッター半押しで『手ぶれ補正マーク』が点灯してからシャッターを切っています.
結果はこんな感じです.
それぞれが10枚ずつですから,サンプル数の小さいことによる統計的なばらつきもあると思いますが,Dの出方を見る限りでは,SRオフの 1/15s > SRオンの 1/4s くらいなので,2段半というところですかね...3段分は無いみたいな.SRオンの 1/60s はもうちょっと効いても良いような気もしますが,まあこれは自分自身の腕の問題もあるわけなので.
どう評価すべきか迷うところですが,『まあまあそこそこなんじゃ?』といったところでしょうか? というところで,Pros の項にも Cons の項にも入れていません.
(2010/01/30)