ダーク・ノイズ
最初に断っておきますが,『ダーク・ノイズ』というのは,私が(適当に ^^;)作った言葉です.おそらく何か適当な用語があるんでしょうけど,調べてないというか勉強してませんので.投げやり.f(^^;
で,何のことかというと,何も写ってない真っ暗なところの“ノイズ”のことです.果たしてそれをノイズというのか,暗電流とでも言うべきなのか,はたまたデータ読み出しの際のゆらぎなのか...知りません,きっぱり.要するにユーザには,なんと呼ぶべきものかとか,またその原因・要因はなにかとかも,どうでもいいのであります.完全な開き直り.
テスト方法ですが,レンズにキャップをします.フォーカスはもちろんMF.露出はマニュアルで 1/125s, f8.0 に設定します.その状態で,なるべく暗いところに行き,暗いところに向かってシャッターを切ります.ISO はとりあえず 100, 400, 1600 でテストしました.
この写真を現像してみても,真っ暗で何も見えません.当たり前ですね.そこで,レタッチソフトでガンマを +8 上げてやります.これでなにやら見えてきます.それが下の画像です.上から ISO100, 400, 1600 です.
さて,これをどう考えたらいいのか...分かりません.(^^; 言えることは,K20D のときよりも『平均化されている』ということです.私の個体だけかもしれませんが,K20D では,かなりの偏りがありました.それが暗部を持ち上げたときのバンディングになっていたわけです.
ただし平均化しているとは言っても,縦横にかなりのバンディングがあります.評価基準が分からない(そもそも無い?)のでなんとも言えませんが,K20D よりも全体にダーク・ノイズの輝度が上がっているように見えます.
でもまあ,これだったらレタッチなどで暗部が持ち上がっても,太いバンディングとして見えることはないだろうな...と思います.細いラインとして見える可能性はゼロとは言えませんが.
キャノニコなど,他のデジタル一眼の CMOS ではどうなんだろうと果てしなく興味が湧きますが,こういうことやってるのは見たことがないので,残念です.
(2009/06/30)