廃墟・廃屋系(2011年)
同じく過疎の地の撤退した牧場の廃墟です.雪が積もっているせいもありますが,全身に沁みるような寒さ寂しさを感じてシャッター切りました.こういう場所が復活するということは,世の中的に絶対あり得ないんでしょうね.中川町安川付近.(2011/11)
廃墟系写真のギャラリーアップは実に3カ月ぶりです.遠くに出かけないとなかなかそういうのにはお目にかかれないので.これは,(北海道の中でも)恐るべき過疎の地の小学校の廃校跡です.でもなんだか整っていて,廃墟という感じはありません.easyHDR で明るめの HDRかけたのでなおさらです.でもそれが逆にすごい寂しさを感じさせます.人がいない土地がどんどん広がっているという感覚はある意味(傍観者にとっても)辛いものです.中川町共和付近.(2011/11)
10年位前までは確か営業していたと思うんですが...あまりにアクセスが悪くて,気付いたら閉鎖されていました.前にも一度行ってみたんだけど,あまりうまく雰囲気を撮れなかった.今回は準広角で引いて撮り HDR かけてみたら,雲の具合が良くてほぼイメージどおりに.ちなみにこの建物の玄関周辺には良くヒグマの糞が見られます.一人で歩き回っているとちょっと緊張する.占冠村ニニウ旧サイクリングターミナル.(2011/08)
仕事場所へ向かっていたらこの廃屋が見えたので,仕事帰りに撮りに行きました.そうすると,まるで打ち合わせみたいに,エゾシカの群れが...千載一遇とはこのことかと感動しました.草地を埋め尽くすオオハンゴンソウの黄色が切ないです.厚岸町筑紫恋付近.(2011/08)
世界遺産になった有名なネイチャー観光地.見たところ観光客は都会のファミリーばっかしで,声のでかい彼らの話を聞いていると,田舎者老人の私にはそれだけで楽しめるみたいな.まあそんなことはどうでもいいんですが,そこから帰る途中の草地の中にあった誰も文句のない廃屋.ちなみにこの草地は,エゾシカのみならずヒグマもしょっちゅうのこのこ出てくるので観光バス客には有名なスポットです.その草地にデジ一眼片手に一人分け入って行くのは,けっこう快感です.羅臼町岩尾別付近.(2011/08)
これはほんとに廃屋かどうか分かりませんね...この奥に農家があるみたいだったし.でも,この赤錆びた屋根は,私のイメージの中では完全に廃屋のものなんでした.牧草サイロでしょうね.周りは牧草地だったんだろうけど,今は単なる野草地になっています.清水町十勝千年の森付近.(2011/08)
どうも最近,北海道も行きつくしてしまったというか,ほんとはそんなことないんだろうけど,『もう新しく撮るものがない』という感じになっています.いろんなところに行って写真撮りたいんだけど,金も暇も(体力も)ありません.悲しい.昔撮ったものの revisited です.これは今は崩れかけた倉庫のようですけど,昔(炭鉱隆盛期)は,映画館だったところです.その外壁ですが,細かいタイル張りで見事な?抽象画的雰囲気をかもし出しています.拡大して見ると,黒いところだけではなく,その他の色と形のところも全部タイルです.すごいです.美唄市本町付近.(2011/07)
魚眼HDR.なんだか切ないほど美しいです.でもこれは近寄ってみると確かに廃墟.人間の老いというものをメタファしてるみたいで,なお一層切ない.芦別市カナディアンワールド.(2011/07)
公式的には立ち入り自由の市営公園ですから,廃墟というには語弊もあるんだけど,私の中では完全な廃墟です.今まで何度かアップしてるので詳しいことは省略しますが,管理側がここを廃墟と思ってないところが北海道的というか...実際,もしかすると“営業”してるのでは?と思わせる部分もあるし.でも完全な廃墟です.今回は,この雰囲気を撮るにはもう魚眼しかない,と...芦別市カナディアンワールド.(2011/07)
廃屋写真の究極みたいなショットで,私自身背筋に悪寒を感じつつシャッターを切りました.こういうのに何気なく遭遇すると,写真を撮ることの楽しさをしみじみと感じてしまいます.滝川市江部乙付近.(2011/06)
なんですかねこれは? 廃墟系というにはなんだか違うような気もしますが,その見かけはまさに廃墟です.これはおそらく近くに建設されたダムの完成を記念して駅前に設置されたモニュメントのようです.しかしその後時間が経過し,メンテする人も誰もおらず,塗料は剥げ剥げとなり...このような廃墟の顔貌を獲得するにいたった,と...由仁町川端駅前.(2011/05)
えっ?何でこれ廃墟系なの?と思われるかもしれませんが,たまたま立ち寄った無人駅の向かいにあった酒屋さん?の廃屋です.廃屋というのは失礼かもしれないけど,この自動販売機をじっと観察すると,意味が分かってくると思います.いつかもどこかでこういう自販機を見たことがあったような...夕張市清水沢.(2011/05)
モダンアートオブジェ群です.前回来た時あった立ち入り禁止のロープがなく,雪解け後で歩きやすかったので,DA12-24付けて立ち入ってみました.したがって,これはいつものアングルとは180度違う角度からのショットです.いや〜いいなぁ.いつまでもここにあって欲しい.三笠市幌内炭坑あと.(2011/05)
有名な奔別立て坑あとの下にあるコンクリートの建物です.窓が妙に小さくて頑丈なつくりです.ちょんぎられた送電線の碍子が切ないです.この写真撮っていたら,一眼デジ持って堂々と敷地内に入り込んで撮影してる人がいました.もしかすると関係者なのかもしれませんが,うらやましい.『千円払えば中に入ってもいいよ.ただし自己リスクでね』といわれたら喜んで千円払いますけど.三笠市奔別立て坑あと.(2011/05)
団地の一棟に正対して写真を撮らせてもらいました.こんな写真撮ってないが楽しいの?と思われそうですが,楽しいんではなく,感動するんですね.なんで感動するの?と問われると,答えはない...羽幌町羽幌炭坑あと.(2011/04)
この写真を見ると,『団地廃墟』というのが良く分かると思います.こちら側に4棟かな? あと向かい側にもう1棟あります.暗鬱な空も良かった.等羽幌町羽幌炭坑あと.(2011/04)
ここを訪れるのはこれで3回目です.今回は春先という季節が幸いして,まだ積雪があって周りの草木が繁茂しておらず,この団地廃墟の周りをぐるっと歩くことができました.普通人には理解できないことかもしれませんが,私のようなものには,実に素晴らしい体験でした.肝試しヤンキー達のいたずら書きをやめさせて,末永く遺産として保存して欲しい.このあと帰ろうとしたら,小形自動車に乗った4人組の学生風の若者が来て,全員一眼デジを持っていて,興味深くこの周りを歩いていました.彼らも廃墟マニアか? ちなみにこれは Photomatix 処理.羽幌町羽幌炭坑あと.(2011/04)
なんだかすごく久しぶりの廃墟廃屋系写真です.と言っても,廃墟でも廃屋でもない...バスの残骸なんですが,どうも民宿か釣り人宿でなにか休憩場所みたいに使われていたものかも.ちなみにこのカラーリングは,『北海道中央バス』ですね.小樽市忍路港.(2011/04)
廃墟・廃屋系は今年になって初めてですね.以前から気になっていた,ソリチュードの農家廃屋です.ちなみにこれ,Photomatix で tonemapping かけてます.普通に現像すると,この背景の陰鬱さや雪原のトーンと,廃屋の描写とが絶対に両立しないので.寂しそうできゅんとなります.右側の電線は消すべきだったか...? 当別町太美付近.(2011/03)