2005年・あれこれ
とあるビルの窓から撮りました.これがまだ午後4時前です...蒼く沈む町並みとスカイラインにかぶさる赤黒い雲とで,SF映画(ブレードランナー,とか)のワンシーンを思い起こさせるような不吉な雰囲気のショットになりました.手前の屋根に移っている夕焼けの色も面白い.PhotoshopCS2 のハイライト・シャドウ補正をかけて,撮影時のイメージに近づけています.札幌市北海道大学構内.(2005/12)
下と同じところを引いて写したものです.雪の積もった草地とあわせて寒々とした雰囲気が広がり...まるで網走刑務所みたいです.(^^; *istDs + DA18-55mmワイド端ですが,ほんとにシャープな描写ですね.ただし,たる型歪みとビネットがちょっと気になるほど出てしまったので,PTLens で補正してトリミングしています.ビネットは意図的にわずかに残していますが.札幌市北海道大学構内.(2005/12)
赤レンガのシンメトリックに広がる壁が,その色彩と共にエキゾチックな雰囲気を醸し出しています.この大学の構内はとにかくだだっ広いのですが,ちょっと散歩すると自然の風景も含めてさまざまな被写体を提供してくれるお手ごろなところで,まったく重宝しています.札幌市北海道大学構内.(2005/12)
一見何がなんだか分からない写真,を狙ってみました.窓から暗い床に交差する二条の光が主題です.うしろはガラスを張った階段の手すりですが,わずかに見える色合いもうまく決まりました.こういうのを白とびもせずに映せる *istD の露出制御はなかなかのものだと思うのだが...札幌市野幌・北海道開拓の村.(2005/12)
プラスターのざらざらした白壁にほとんど葉の落ちきった蔦が這い,わずかに一葉残って...誰しもが狙いそうなショットですけど.*istDs + DA18-55mm ですが,こういうシーンではとにかくシャープですね.たしかに *istD とは画像エンジンがだいぶ違うようです.札幌市北海道大学構内.(2005/12)
どうということもない写真なんですが...妙に心に残るスナップになりました.ここはパンとメープルシロップを買いに,よく行くところなんですが,そこの暖炉の石壁に並べられたアンティークです.タム28-75mmですが,ほんとにどんな条件(ISO800, f3.2, 1/60s)でもよく写るレンズです.岩見沢市毛陽メープルロッジ.(2005/11)
住宅街をクルマで走っていたら,こんなおしゃれなケーキ店が見えたので,ついついふらふらと入ってしまいました.真っ赤な蔦(作り物じゃないですよ)の紅葉で覆われたエントランスがメルヘンチック.(^^; ケーキは...苦めのショコラ系がおいしかった.あと,自家製ジャムをはさみこんだマカロンも...何種類もあって,選ぶのが苦しいので全部買ってしまった.:-p 札幌市清田区平岡.(2005/11)
紅葉求めて山の中を走っていたら,林の向こうにチラッと建物のようなものが見えたので行ってみたら...廃校でした.玄関の前はきれいに草刈がしてあるのですが,建物自体はかなり古いようで,壁や柱は崩れているところもありました.一番近い人家まで数kmはあるところでこの上流にはもう集落はありません.ここに子供が走り回っていたのはどれくらい前のことなんでしょうか...? 誰もいない雰囲気を出すために,DA12-24mmのワイド端で手前から映しこんでみました.そのあと,Photoshop のハイライトシャドウで階調修正しています.後ろが暗くざわめいていて手前は明るめという,シャッター切ったときのイメージを再現したかったので.厚真町上幌内.(2005/11)
DA12-24mmのワイドパースにはハマりまくってます.これは主題が手前の紅葉モミジなのかうしろの白い建物か分かりませんが...両方です.(^^; というか,二つのコントラストを狙ってみたものです.こういうのはワイドならでは,だと.極端な白とびも起こさず,うまい露出で写ってくれました.札幌市北海道大学構内.(2005/10)
これも DA12-24mmのワイドパース炸裂ショット.(^^; しかしこうなるとほんとに難しい.何が水平?なのか撮ってるときは皆目分かりません.とりあえずカメラを水平にして撮る,しか.建物は古い講堂らしいのですが,最近お色直しで壁も真っ白になり,深い秋の青空にマッチしてます.少しアンダー目でしたが,それも悪くない.札幌市北海道大学古河講堂.(2005/10)
DA12-24mmワイド端の鬼のようなパースにしびれます.これはもう麻薬のようなもんですね.(^^; 描写もがりっとしていてハガネのよう.札幌市北海道大学構内.(2005/10)
これは露出が難しかったです...というか,時間が迫ってきて悩んでいるうちに,もうどうにでもなれとプログラムオートのデフォでそのままシャッター切ったらこうなってました.案ずるより産むが易し.(^^; 特に,暗いアーチの中に微妙に外光が反射しているところが会心のできですね.DA12-24mm のワイドパースも効いてます.札幌市北海道大学構内.(2005/10)
日陰の空の青を反映したガラスと金属が,人っ子一人いない近未来的な冷たい感じを出してます.人工物+超広角レンズってそういうキャラクタなのかも? これを自然の中に持ち出したらどういうことになるんだろう?? 札幌市北海道大学構内.(2005/10)
DA12-24mm,初見参です.やっぱり 12mm = 18mm 相当のパースというのは大変なもので,今のところ,ぜんぜん使いこなせてません.これは...深い空と鈍い光沢のレンガ壁とが,硬質なシュールな感じを醸し出しました.歪みのない DA12-24mm ワイド端の描写のおかげもありますね.本来直方体のビルがまるで紙細工のように見えるのも面白い.札幌市北海道大学構内.(2005/10)
同じく,“にお”です.この色のないモノトーンの畑見てると,霜と雪の予感が濃厚です.そういう季節に入りつつあるんだな...北海道の雪の前触れ“ユキムシ”も,もう飛び回ってました...て,季節の話になっちゃいましたね.(^^; この写真のキモは,人工物の幾何学的面白さです.実は背景入れない畑だけのも撮ったんだけど,そちらはあまりにも無機的になりすぎた.占冠村双珠別.(2005/10)
これも秋の情景なんでしょうけど...やっぱり人工的なので.おそらく大豆を刈り取ったものを円錐状に積んで乾燥させているんだと思います.“にお”というものらしい.どうってことないんですが,一度こういう“真ん中だけフォーカス合っている”いかにも望遠らしい写真を撮ってみたかったので.(^^; DA50-200mmのテレ端です.美瑛町拓進付近.(2005/10)
なんだか秋の情景のような感じもしますが...すごい人工的なので,こちらの方に.商店街?の板敷きの上に落ちた落ち葉2枚.観光客に踏みつけられたのか,前日の雨が滲みたのか,見事に“押し花”みたいになってます.左は白樺,右はハンノキだと思うんですが,なんだかグラフィカルだ...暗かったので ISO800 で 1/125, f2.8開放です.タム28-75,開放でここまで写るか.(^^; 富良野市ニングルテラス.(2005/10)
なにか災厄の予兆のように低く垂れ込めている雲の間から夕暮れの光が薄く見えています.その前に並ぶ監視カメラの列が,近未来SFのようだった.カーブするケーブルが,まるで宇宙生物の足のようにも見えてくる.新潟市新潟空港.(2005/09)
誰もいない白壁の広場.ベンチに座る人もなく,どんよりとした雲の下で静まり返っている.キリコの絵のようだ...って,単なる空港の展望ラウンジですが.(^^; この左が滑走路側なんですが,そちらは巨大な望遠レンズつけた一眼レフ構えた飛行機オタク?が列をなして群がっており,なんだかなでした.新潟市新潟空港.(2005/09)
有名なお城ですが,連休なので観光客が溢れており,通常の見学ルートは行く気もしなかった.(^^; 一人だけお堀の周りを歩いていると,こんな風景が.パターンも色も対称になっている石積み壁が青緑色の池面に映って,不思議な静寂の情景です.うしろのお茶屋の店員は『何を撮ってんの?』と怪訝な顔してたけど.:-p 京都市二条城.(2005/09)
まさに“北海道では撮れないもの”でしょうね,これは.まるで風化して土の中に一体になっているかのような坐像です.苔のつき具合も良かった.陽は完全に落ちていましたが,すごく蒸し暑かった.京都市化野念仏寺.(2005/09)
京都市嵯峨野・野宮神社.同じくスナップ風真似写真.この朱を基調とした色彩とエキゾチックな雰囲気が眼に沁みたので.このシーン,もう陽も落ちて暗く,ISO800 でF2.8開放,シャッター速度は 1/50s です.私にしては珍しく?ブレずに決まりました.(2005/09)
こういうのって,正直言って苦手なんですが...某写真フォーラムで良く見る単焦点スナップ写真を真似てそれ風に撮ってみました...が,イマイチ.f(^^; やっぱりセンスの不足というのは如何ともし難いものなんだな,と.まあそれは置いといて,こういう伝統の雰囲気,やっぱり京都ですね.(北海道人には)エキゾチックです.京都市嵯峨野.(2005/09)
下と同じところの同じ作者さんのトーテムポールです.一種のだまし絵ですね.こういうのは大好きです.一つ目と赤い唇の化け物のようにも見えるし,大きな眼のカモメ?のようにも見える...それにしてもこういうイナカ(失礼 m(__)m )にこういうユニークなものをどんどん作る人がいるとは...面白い.構図が決まってなかったのでトリミングしてます.最近レタッチし過ぎかいな.日高町少年自然の家.(2005/09)
モニュメントというか,トーテムポールというか...とっても変わってます.この町在住の彫刻家によるものだそうです.これは元写真がなんだか冴えなかったので,禁断レタッチ施してます.色を反転させたあと,元の色合いに近づくように色相を回転させました.あと右側に無駄なものが写っていたのでクローンブラシでつぶしてます.フクロウの羽模様がすごく引き立ちました.日高町少年自然の家.(2005/09)
朝霧をまぶすクモの巣です.実はこのクモの巣,橋の欄干に張られていたものですが,フレーミングのあやでこう写りました.なにしろクモの巣なのでフォーカスはかなり難しかったのですが,これもマニュアルでなんとか.日高町少年自然の家.(2005/09)
金属製のパイプ手すりの下に垂れ下がった朝露です.その中に朝の風景が逆さに写ってます.マニュアルフォーカスです.後ろの緑は草地ですが,ボケ方が良くて,面白い色の帯になりました.なお,フレーミングが少々傾いていたので,レタッチで傾きを修正しています.日高町少年自然の家.(2005/09)
私は構造物のこういう構図が好きなんですね...というか,こうしか撮れないと言うべきか.f(^^; ビルにかぶさるグレーの雲と,右側の青空のワンポイントが効きましたね.それにしても元画像のレンガ壁のパターンをピクセル等倍で見ると...600万画素ベイヤCCDの限界も見えてくるような.札幌市北海道大学構内.(2005/08)
これは火葬場の玄関なんですが,このユニークなデザインは一体? “未知との遭遇”の巨大なUFOのようです.それは置いといても,広角レンズの表現って難しいけど,やっぱり面白いですよね.そうなると10月の DA12-24mm,買ってしまうんでしょうね.私が持っているレンズで一番高いものになりそうですが,さて...苫小牧市高丘霊葬場.(2005/08)
下の情景をもう少し引いて見るとこんな感じ.背後の自然たっぷりの北海道風景との異和感がけっこう楽しめます.実は私の左にはおばさんがどっかと陣取っていて,(^^; そのおかげでストレートなアングルが取れなかったんですが,それがかえって不安定な傾斜構図になって幸いしたかな? 中標津町開陽台展望台.(2005/08)
強い陽に照らされたコラシアムみたいな空間と夏の眩しい白い雲とが不思議なデジャブ世界を...実は北海道をツーリングするライダーの(元)聖地,開陽台です.その展望台の屋上がなぜかこうなってます.たくさんの人がうろうろしてるので,それが入らないシャッターチャンスが大変だった.それにしてもこの方位表示,ほんとに東西南北なんだろうか...? 中標津町開陽台展望台.(2005/08)
石畳のパターンの中心へと向かうと,そこに金属の積層で作られたオブジェが立っています.天気は悪くなかったんですが,被写体がそうなので,ほとんど無彩色の世界になってしまいました.私の性格に一番合っているみたいな.:-p あと 16mm のパースがなかなかです.札幌市芸術の森.(2005/07)
三つ下の四角いオブジェとほとんど同じ色合いですが,場所はぜんぜん違うところです.作者が同じなんだったりして...このメビウスの輪みたいなくねりまくる形が面白くて,もう対称構図しかないと感じて撮りましたが,やっぱり平凡だったかな? 札幌市芸術の森.(2005/07)
下の写真を,Photoshop Elements 3 の“シャドウ・ハイライト修正”をめちゃくちゃにかけてやるだけで,こんな感じに...夢の電脳世界のようなアンリアルさ.まあ,こういうやりすぎレタッチは写真という観点からは外道なわけですが...どうもやめられない.:-p 札幌市モエレ沼公園.(2005/07)
この公園は,イサムノグチの“遺作”なんですが,こういう室内インテリア?も飾られてます.けっこうひょうきんな形してて面白い.レタッチで電気コードを消してます.札幌市モエレ沼公園.(2005/07)
グレーの平面の上にオレンジ色と黒のキュービスム.単なる子供の遊具ですが,色合いのコントラストが決まりましたね.DA16-45mm の広角のパースも効果的だった.周りはガキだらけだったんですが,一瞬のシャッターチャンスだった.(^^; 札幌市モエレ沼公園.(2005/07)
ダム建設に伴う付け替え工事が行われている国道の建設中の橋脚です.なんと言うか,グレーのいくつかのトーンと背後の爽やかな夏空との取り合わせが良かった.レンズは DA50-200mm でワイド端ですが,等倍で見るとコンクリート表面の肌合いが実によく描写されており,なかなか素晴らしい.夕張市シューパロ湖畔.(2005/06)
仕事に出かける前に立ち寄った近所の高速PAです.DA16-45mmのワイド描写も決まりましたが,朝のにぎわっているPAなのに,この一瞬・一角だけクルマも人影もなく,スジ雲たなびく深い空の下で孤独な?照明塔に静寂が...北広島市輪厚PAにて.(2005/06)
DA50-200 mm の初見参です.これは単に,望遠端の片ボケやビネットを確認するためにレースカーテンを撮ったものなんですが...なんか妙にアートっぽい写真になったので.(^^; このレンズ,『高画質!』てわけじゃないですね.そういう意味で,DA18-55mmとペアになるものなんだと思う.DA16-45mmとペア組めるようなミッドレンジの望遠が出ないものか.札幌市自宅居間にて.(2005/06)
2ちゃんねる界隈では,“鉄塔写真”というジャンルがあるようで...その気持ちよう分かる.(^^; しかしこれ,タム28-75mm のワイド端なんですが,42mm相当でもこれだけ豪快なパースが付くもんなんですね.まあ鉄塔自体すごい巨大だったせいもあるんですが.仕事の途中だったのでもちろん手元に DA16-45mmはなかったんですが,その出番ははなからありませんでした.レンズって面白いもんだな...岩手県盛岡市銭掛西方.(2005/06)
これも人工物じゃないけど,季節の写真というよりは...不思議な光景でしょ? 自分でも,見ていると何がなんだか分からなくなってくるみたいな.何かというと,雪どけの増水で水没したトドマツかなんかの林です.湖面はほとんど波立っていないなので,それぞれの枯れ幹の(全部じゃないけど)どこかから下はそこに反射したミラーイメージになっています.よーく見ると分かりますが.三石町三石ダム湖畔.(2005/05)
人工物はまったくないんですが,季節感なしというか,現実の風景じゃないみたいなので,こちらに.それにしてもこの DA16-45mm の深い蒼の湖面と空の描写...DA ブルーとか言うよりも,なんだかこわくなってしまいました.(^^;千歳市支笏湖温泉.(2005/05)
なんというか...色合いと光沢とストラクチャの異なる何枚かのレイアの直線的な重なりが不思議に心に残る写真になりました.それだけなんですけどね.下の写真のそばなんですが,対照的な幾何学表現になって面白い.札幌市中島公園Kitara.(2005/04)
なんとなく決まってしまったショットというか...このレンズ(タム28-75mm)の描写が,ねっとりとした曲線をうまく捉えてました.これは,広角側が42mm相当という控えめさが功を奏したのかも? DA16-45mmの24mm相当だったらおそらく,くどくなっていたでしょうね.札幌市中島公園.(2005/04)
特にこのモアイが好きなわけではないんですが...(^^; これはタム28-75mm のこの描写が気にいったんです.なんていうのか,階調が豊かだというのか...縮小画像で雰囲気伝わるかな? 下の DA16-45mmとはもちろん画角(と天候・光)がぜんぜん違うわけなんですが,それ以上になにかレンズの性格の違いがはっきりと出ているような気がする.DA16-45mm はすっきり現代的? 札幌市滝野霊園.(2005/04)
下にあるストーンヘンジ(もどき)の前に立っているモアイ像(もどき)です.ようやるな〜...で,このショット,DA16-45mm の初見参です.もちろん広角レンズとして買ったものなので,16 mm(換算24 mm)でとりあえず取り巻くってみました.いや〜...難しいですね.いままで望遠気味で周囲から被写体を切り取る,という撮り方しかやってこなかったので,なにをどうやって撮ればよいのか皆目分からん.(^^; あ,後ろに邪魔なアンテナがあったのでクローンブラシで消してます.m(__)m ところで,この空の蒼い深さ...“DAブルー”と言われてるやつなんでしょうか.札幌市滝野霊園.(2005/04)
孤舟・孤愁,というところでしょうか.初春の川面に半分水没した舟が寂しく揺られていました.これはタムロン28-75mmのワイド端なんですが,42mm相当でも,撮り方によってはこんなにパースが付くんですね.ちょっと驚きました.18mmだと言われたら,あそうかと思ってしまいそう.岩手県花巻市イギリス海岸.(2005/03)
久しぶりの人工物スナップなんですが...このパターンは既に下でやってますね.センスの限界というか,マンネリ.f(^^; でも,シルバーとイエローの幾何学に露出がアンダー気味にパッチリ決まったので,気持ちは良い.空の深さの表現もなかなか.岩手県新里村湯ったり館.(2005/03)
ついでなので...下で『花や植物を浮き上がらせるには露出マイナス補正で真っ黒な背景』と書いたやつ.撮影場所も下と同じ温室公園です.まあ,ここまで対称構図でなくても良かったとは思うんですが,カメラ構えてる間にこれ以外の構図のアイデアが湧かなかった.f(^^; うーん...背景真っ黒(-0.7EV)もやっぱし気持ちいいな.岩見沢市いわみざわ公園色彩館.(2005/01)
なんだか私の未熟さをあからさまにするような話ですが...私の頭には今まで,『真っ白な背景の写真』というのが無かったんですね.花や植物を浮き上がらせるには,露出マイナス補正で真っ黒な背景...ところが,ここで突然気づきました...逆だっていいんじゃん.(^^; ウェブページの背景と境がなくなってしまうので,この写真だけ,border をつけています.で,ここは巨大な温室内の“公園”で,中にはバラを主体とした花々が緑の芝生の周りに一年中咲いています.北海道の閉ざされた冬の世界に穿たれた楽園への入り口みたいです.:-p
背景になっているのは窓の外の雪面ですが,白状すると露出プラス補正(+0.7EV)だけではダメで,レタッチで飛ばしています.といっても,マスク処理などは一切していません.明度・コントラスト調整だけです.それでここまで見事に背景が抜けた状態でバラの描写が残るとは...まあ,*istD の素性の良さだと思うことにします.:-p 岩見沢市いわみざわ公園色彩館.(2005/01)
これは縮小画像じゃ雰囲気が伝わらないかも...炭鉱街の廃校になった学校の建物を使った彫刻ギャラリーなんですが,正月明けでは観客は誰もおらず,木枠の窓硝子に霜が広がっていました.その向こうの風景と硝子に映った教室の窓のイメージとが溶け合っているみたいです.私のような世代には,なんとも懐かしい風景でした.彫刻そのものは...有名な方の作品らしいんですが,あちこち(キタラとか札幌駅前広場とか)で見かけるせいもあって,あまり感動はなかった.(^^; 美唄市アルテ・ピアッツァ.(2005/01)