2005年・秋



郊外はこんな感じで,もうどう見ても初冬.寒々とした白樺の幹の連なりが,なんとも言えない雰囲気です.この秋のページも,もうそろそろ終わりかな...? 札幌市清田区白旗山.(2005/11)


毎年狙っているやつなんですが...このモミジ,不思議なことに周りが完全に落ちきった頃,独りだけで紅葉の盛りを迎えるんです.うしろはもうどう見ても初冬の空と落ちきった白樺.札幌市月寒公園.(2005/11)


落ち葉の堆積の中に,ナナカマドの裏表の紅葉が.演出ではないです.(^^; 裏側になっている方には,朝露が光ってます.茶色いのは主にイタヤカエデですね.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


これも DA12-24mmワイド端.芝生の斜面に落ちたモミジの落ち葉がすばらしいです.実は縦位置でこんな感じで下から狙うと『自分の足(つま先)が写ってしまう』んですね...(^^; それでちょっとトリミングしてます.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


これも DA12-24mmワイド端のパースを生かしてみました.苔むした地面にカシワの薄茶色の落ち葉の散ったさまがグラフィックです.ワイドパースで地面が盛り上がったみたいに見えますね.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


少し自信はないのですが,おそらくカシワ系の木だと思いますその紅葉というのか,枯れ色の葉というのか...うしろの白樺の木が爽やかで,濃い色とのコントラストが見事でした.札幌市清田区真栄.(2005/11)


既に紅葉・紅葉は落ち切った晩秋(初冬?)の林に DA12-24mm 持って分け入ると,こんな写真が撮れました.うしろに見えているのはモミジではなく,カシワ系の枯葉です.これは冬になっても落ちずにこのままです.12 mm のパースで白樺がポパイの腕のように見えて,面白いです.実はこのあと,もう2歩寄って撮った写真もあるんですが,ほとんどギャグなのでやめておきます.:-p 札幌市清田区真栄.(2005/11)


分厚く堆積するイチョウの黄葉落葉の中にカエデの紅葉一点.まるで“演出”で置いたようにも見えますが,(^^; 自然そのままです.こういう『落ち葉写真』は,私の永遠の追及テーマ(おおげさ :-p )です.江別市昭和の森.(2005/11)


周りは落ちきった中に,黄色から薄いオレンジ色のグラデーションでカエデの黄葉が切なかったです.それにしてもこのレンズ(タム28-75mm).良く写るというのか,“安定して外さない”んですよね...これは,私みたいなデジ一眼経験の浅い(=腕のない)ものにとっては,非常に大事な要素です.この外しにくさは DA16-45mm もそうなんだけど,それより上ですね.江別市昭和の森.(2005/11)


何の気なしに郊外をクルマで走っていたら,誰もいない公園みたいなところがあって,モミジやイチョウがきれいそうだったので急ブレーキ.どうやら休業した公営パークゴルフ場らしく,こんな風景を独り占めして満喫しました.江別市昭和の森.(2005/11)


このグラフィカルな幹は白樺かな...? その上にツルアジサイだと思うんですが,つるの伸びていく先端部が可愛く貼り付いてます.こういう類のショットはもはやマンネリですけど,何度やっても好きなんですよね...f(^^; もはや夕暮れで林の中は暗く,ISO800 でも露出は苦しかったです.それで,ちょっと甘め.札幌市西岡水源地.(2005/11)


下と同じところが背景に写ってますが,こちらは日陰のまだ緑の枯れ模様の葉の暗いコントラストを狙ってみました.露出の難しい場面だと思うんですが,たいして調整する必要もなく,背景が白飛びせずに撮れました.札幌市西岡水源地.(2005/11)


これは単なる住宅地裏の公園なんですが,まるでどこかの深山の風景みたいです.落ちきった白樺の細い幹と枝の反映がさざ波で揺れて,ファンタスティックでした.札幌市西岡水源地.(2005/11)


これはですね...リベンジです.何のリベンジかというと,去年の今頃シグ18-125買って,ここでこういう広角ショットを撮り,『さすが 18mmのパースは違う!』と感動したのですが,結局ビネットがひどくて2週間で売却.で,今年は DA16-45 でリベンジ,というわけです.最初からそうしておけばよかったのにね...二兎を追うものは,のことわざどおり.札幌市月寒公園.(2005/11)


市内でももはやこんな感じで,紅葉の季節は確実に過ぎ去りつつあります.真ん中の赤いのはナナカマドですが,こんなに紅いのはこれ一本だけでした.背後はカラマツ・白樺です.右側の落ちきった木は何かな...? 空も青くて,さすが DA16-45.札幌市月寒公園.(2005/11)


カシワなどの茶色系の落ち葉の中にヤマザクラの紅葉一葉.このパターンは何度もやってますが,今回は縦位置で前景と背景がアウトフォーカスというのがミソなんですが...うまくいってるかな? もっと開けるべきだったか.札幌市月寒公園.(2005/11)


落ちたばっかしのヤマザクラ落ち葉の重なりに,午後低い陽が差し込んで,光と影を作り出してました.同じ種類の落ち葉でもそれぞれに微妙に色が違ってて面白いです.札幌市月寒公園.(2005/11)


午後の陽の差し込む公園の林です.なんだかすごく立体的というか奥行き感のある写真になりました.このときは,DA12-24mm のおかげで最近出番のぜんぜんない DA16-45mm 一本で散歩していたんですが...やっぱしいいレンズですよ,これ.12-24 だと“広角撮るぞ”の根性入れが必要ですが,16-45 となると,懐が深くてさらりといけますもんね.こんな感じで十分にシャープ・クリアだし.もっと使ってやらなくっちゃ.> DA16-45.札幌市月寒公園.(2005/11)


深い赤の背景を作る紅葉の前に立つヨシの一群れ.葉は完全に白茶けて枯れ切っており,脱け殻のようですが...なぜか,この固定された姿でこれからずっと立ち続けているような錯覚に襲われました.雪の季節はもうすぐです.穂別町ペンケオビラルカ沢.(2005/11)


なんていうのか...まるで,舞台に立つさまざまな衣装をまとった俳優たちのようです.カラマツ・トドマツ・白樺,その後ろの茶色のはなんだろう? 左の落ちきったのはナナカマド? その前でヨシ?の白茶けた穂と葉が全体を〆てました.穂別町ペンケオビラルカ沢.(2005/11)


この深い山中は,もはや紅葉の季節など過ぎ去っており,初冬のたたずまいでしたが...このヤマモミジだけ一本,周りから浮き上がるように盛りの紅葉を見せていました.このグレーのまだらの入った幹・枝も好きです.厚真町厚真川上流.(2005/11)


こういうシーンは何度もマンネリで撮ってますが...f(^^; 黄葉の終わりかけた白樺って,いつもながら絵画のようでシックです.空の色を反映して青みがかり寒々とした幹の色も.厚真町厚真ダム.(2005/11)


いわゆる単なる(邪魔な? ^^;)雑草の代表格アワダチソウですが...枯れかけているときのこの風格・貫禄は一体? 色の変化も上品な感じです.見ようによっては,3匹のコブラが鎌首をもたげているようにも見えますが.背景の紅葉のボケも全体の色調を支配して効果的でしたね.厚真町上幌内.(2005/11)


木々の幹を黒々と映しこんだ水面に漂う落ち葉です.水面が鏡のようで,不思議な感じを作っています.手前にスポットライトのように陽が当たっているのも良いアクセントで,幹の間から見える青空も効果的でした.これ見つけたときは,やった!と小躍りしましたが,周りの人は誰も見向きもしない小さな池なんでした.勤務先から歩いて10分圏内にこういう場所があるのは幸せです.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


これは何の葉なんでしょうか? 白樺とはちょっと違うみたいな.この少しオレンジがかった黄色がすごく豊かな感じで,暗い背景に透過光で浮かび上がっていました.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


幹に巻きつくというよりは流れ落ちるような蔦の葉の紅葉です.軽い日陰の中でしっとりとした紅に見えて素晴らしいです.後ろの落ち葉に覆われた地面のボケも雰囲気でした.札幌市北海道大学構内.(2005/11)


天蓋のように覆いかぶさるモミジ黄葉.DA12-24mmのワイド端です...って,見れば分かるとおり,Photoshop CS のハイライト・シャドウ機能でレタッチしたものです.不自然領域ぎりぎりかすったところを狙ってみました.絵本の木のようですが...そう見えるということはすなわち,私たちの『脳内最適化』ではこう見えているということで.(^^; 実際,シャッター切ったときのイメージはどうかといわれたら,こんな感じでした.この機能は Photoshop CS/CS2/Elements3/4 独自の機能ですが...デジカメ写真を人間の身勝手な (^^; 階調感覚に近づける?ものとして,実に興味深いです.札幌市北海道大学銀杏並木.(2005/10)


なんというのか,これ以上の真紅というのもないんじゃないかというような盛りのモミジ紅葉です.幹も黒々としていてコントラストがあり,太くたくましい.DA12-24mmのテレ端です.札幌市北海道大学銀杏並木.(2005/10)


エルム(ハルニレ)の彫り深い幹にからみつく蔦の葉です.紅葉のはじまりなのか,緑に紅を染み込ませたような面白い感じでした.札幌市北海道大学構内.(2005/10)


白樺はほぼ落ちきってましたが,その間に真紅のヤマモミジが...素晴らしいコントラストです.シグマ70-300mmです.この撮影ではDA12-24mm除いた4本のレンズを使いましたが,あとから選んでみたらこういう紅葉のシーンではシグマ70-300mmで撮ったものが一番多く残りました.なんというか...このレンズ,けっこう使い出があるんですよね.撮ってるときの(焦点距離のレンジの)“懐ろ”が深いのがポイントかと.登別市カルルス温泉.(2005/10)


うーん...シブい.シグマ70-300mmもこういうレンジ(これは170mm)ではなかなかシャープです.たいした山の中でもないんですが,もはやこういう感じです.白樺の幹の模様と後ろに残った枯れ色の葉がなんとも.背景も薄い青みがかったグレーなのが効いてます.実はこれ,シベリア(極東ロシア,かな?)森林火災の煤煙による霞です.北海道ではこの2,3年,目立つようになって来ました.登別市カルルス温泉南方.(2005/10)


濃密に染めたようなピークの紅葉です.黄色いのがイタヤカエデ,紅いのがヤマモミジだと思います.ちょっと暗かったのでコントラストがイマイチですが,それも雰囲気かと.白老町クッタラ湖.(2005/10)


明るい林の中で紅葉真っ盛りのハウチワカエデ(おそらく)です.真紅というよりは濃いオレンジ色ですが,光の雰囲気がうまく捉えられました.このくっきりとした描写はいかにもタム28-75mmらしい.私の持っているものでは DA16-45mmのテレ端が似た描写するけど.白老町クッタラ湖観光道路.(2005/10)


7枚下と同じく蔦の葉の紅葉ですが,また別の場所で,建物の陰の自転車置き場の後ろ壁です.ほんとに紅葉と言うのか...これ以上はないような深い真紅になってて驚きました.日陰なので,多少青っぽい反映があってアクセントになってます.一番下の列がまだまったくの緑なのが面白い.札幌市北海道大学構内.(2005/10)


これも何の木の実なんでしょうか? 下の木と同じなのかもしれませんが...まるで蓑虫が並んでいるみたいです.背景の紅葉の色彩の中で,実自身も同じ色合いに色づいているようでした.アサダの木なんでしょうか..?? 静内町静内ダム付近.(2005/10)


何の木なのかわかりませんが,イエロー→オレンジ→紅色というグラデーションが鮮やかに凝集した感じで見事です.紅葉というか,秋もピークですね.このあとは冬の足音が...レンズはシグマ70-300mm ですが,色のりはけっこういいみたいですね.静内町静内ダム付近.(2005/10)


同じく 12mm のパースでヨシ?にぐぐっと寄って撮ってみました.広がりのある雲の下で,この草が腕を広げてなにか叫んでいるような,歌でも歌っているような感じに見えてます.世界の中心で...という感じでしょうか.なお白状すると,下の写真もこれも,Photoshop Elements3 の“シャドウ・ハイライト機能”の助けを借りてます.新冠町泉南方.(2005/10)


DA12-24mm,自然の中で初出動...て,これはなんだか 24mm テレ端で写したようにも見えるんですが,正真正銘 12mm ワイド端です.うしろに柵があって,これ以上引けず,木全体は視野にも入りきらないほどだったんですが...つまり,12mm のようには見えないけど,12mm でないとこうは写らなかった写真,という感じですね.歪みが小さいレンズなのでこうなったんでしょうか?? ちなみに木の右下の山と雲の遠景のところを拡大してみると,ああやっぱりこれは 12mm のパースなんだということが分かります.新冠町泉南方.(2005/10)


出かける途中だったもので,レンズをタム28-75mmしか持ってなくて...DA12-24 か 16-45 持ってれば,もっと広がりを表現できたのに,と多少後悔しています.でもまあ,午後遅い公園の寂しげな雰囲気がそこそこ出たのかと.もう晩秋なのかな...? 札幌市月寒公園.(2005/10)


おそらくこれはプラタナスだと思うんですが...なめらかなゴールドの黄葉にあたる光と影を表現できたと思います.*istD の分割測光が良くできているというべきか.札幌市月寒公園.(2005/10)


下とほとんど同じ形してるんだけど,色がぜんぜん違うのが面白い.次の日,タム28-75mmの望遠端でのリベンジ撮りです.結果はあまり違わなかったけど.:-p とにかく一枚の壁の上でこの蔦は実にさまざまな色合いに変化しており,楽しめました.札幌市北海道大学構内.(2005/10)


建物の白い壁の上に這う蔦の葉の紅葉です.深いワインレッドに緑のワンポイントが,良いコントラストになりました.DA12-24mm のワイド端ですが,近接して撮るのがけっこう苦しかった.他のレンズがレンズ手元になかったので.こういうとき,たとえ 24mm でもズームレンズのメリットが出たのかと.札幌市北海道大学構内.(2005/10)


オレンジの中に粉っぽい紅散らすモミジの葉が,タム28-75mmによる微妙な描写でなんともいい感じです.背景も同じオレンジ色ですが,その中に見える薄いブルーの空の色も効果的でした.札幌市月寒公園.(2005/10)


これはハウチワカエデでしょうか? 端が緑と紅の2枚の葉が面白い.低い陽による右下からの透過光が立体的な効果を与えてくれました.札幌市月寒公園.(2005/10)


抜けるような秋空に真紅真っ盛りのヤマモミジ.説明不要の風景ですね.1週間で紅葉は高山から山間地に降りてきました.これもすぐに過ぎて次は雪の世界が...占冠村双珠別川.(2005/10)


少なくとも3色のモミジ.このあと陽が差し込んできましたが,この状態もまたシックでした.タム28-75mm ですが,本当にどんな条件でも安定してよく写るレンズです.占冠村双珠別ダム.(2005/10)


絵柄みたいな山モミジです.説明不要の紅葉,かな? (^^; 占冠村双珠別.(2005/10)


前にアワダチソウと白樺を狙った場所ですが...なんだか全体に黄色味がかってテンションは低いです.でもそれがまたいいみたいな.この場所は今年の夏に見つけたので,うしろのカラマツはこれから黄葉どうなるのか,冬はどうなのか,新緑の時は?...すごく気になります.占冠村ニニウ.(2005/10)


おそらくエゾヤマザクラです.まだオレンジ色がかっていますが,このあと真紅になって散っていきます.好きな紅葉の仕方をする木の一つですね.これはシグマ APO 70-300mm ですが,こういうダルな表現もまあまあですね.穂別町福山北方.(2005/10)


美瑛ですね...それ以上説明が要らないです.DA16-45mmワイド端の広角パースの中でこの雲の立体感と広がり...丘は暗く沈んでいますが,実はこれキガラシ満開の畑です.一見菜の花みたいに見えるので,これを見ていると季節感が崩壊していきますが...このあとすぐに畑の土の中に鋤きこまれて,肥料となるんだそうです.美瑛・富良野の秋の風物詩ですね.美瑛町留辺蘂付近.(2005/10)


秋の定番ですかね.ナナカマドの真紅の実りと紅葉...う,それ以外にコメント出てこないです.(^^; 自明の写真というか.ここはどん詰まりの駐車場からちょっと入った登山道なんですが,その周りはもうすべてハイマツでした.上富良野町十勝岳温泉上.(2005/10)


この付近にはなぜか立ち枯れたトドマツが多かったのですが,ズームインしてみると,まるでシルバーの金属オブジェのようです.見ようによっては,高山の厳しい真冬のブリザードがそのまま枝ぶりに固定されたかのようにも見えてきます.背景にボケた黄葉・紅葉の山肌も効果的でした.上富良野町十勝岳温泉.(2005/10)


この周辺で見られるハイマツ・熊笹?をベースとしたさまざまな黄葉・紅葉の彩の展開は,絵画的というよりはなぜか演劇的・象徴的なものを感じてしまうのですが...こういう具合に“切り撮る”と,まるで広い舞台の上に散開した群集劇の一場面みたいに見えてきます.オリジナル写真から多少トリミングしています.美瑛町望岳台.(2005/10)


黄葉のわずかに始まりかけたダケカンバの陰に,こちらは紅葉真っ盛りのナナカマドが隠れるように重なり,うしろの黄葉と前景の枯れかけたイタドリとで重層した色を作ってくれました.美瑛町望岳台.(2005/10)


同じく溶岩流の上に立つダケカンバの黄葉ですが...こちらは背景・前景が数段の距離感・濃淡の重なりとなっていて,面白い効果を出してます.望遠ならではの遠近圧縮効果ですね.美瑛町望岳台.(2005/10)


毎年撮っているところなんで,もうマンネリと言ってしまえばそうなんですが,こういうのは“偉大なマンネリ”なのかと.黒々とした溶岩流の上のダケカンバ・ナナカマド・笹・ハイマツ...などの彩りのパッチです.美瑛町望岳台.(2005/10)


下の風景を縦位置にして草地をぐーっと入れただけで,こんなに雰囲気が変わりました.DA16-45mm のワイド端ですが,こういうワイドなパース,ほんとにいいですね.やみつきになります.予約している DA12-24mm,発売はもうすぐだと思うんですが,どんなものなのか楽しみです.美瑛町福富付近.(2005/10)


あまり秋っぽくないんですが,なんともいかにもの美瑛風景です.ありきたりの絵葉書みたいだけど.(^^; パターンの整った牧草地?とそのスカイラインの上に立つ一本の樹,それに背後を流れる立体感のある雲とが,ほぼ完璧なハーモニーを作っていました.美瑛町福富付近.(2005/10)


下と同じ場所ですが,公園の中に入っていくと,水面上のモヤがどんどんと濃くなっていって,こんなミスティックな感じに.後ろの木の向こうはクルマが走っている道路なんですが,とてもそうは見えませんね...写真というのは,ほんとに恐ろしい.富良野市鳥沼.(2005/10)


深い緑を反映した水面に映るツタウルシをまとった樹と...まるで深山の沼のようですが,これが舗装道路脇にあるただの公園の中の池だとは.(^^; 水面にはわずかにモヤが漂っていて,なかなかの雰囲気でした.富良野市鳥沼.(2005/10)


こうなるとさすが彼岸花,妖艶な魅力満開です.曼珠沙華という別名がぴったりですね.周りに散開した雄しべ?が夏の花火のようにも見えてきます.ところで,飽和しやすい赤はいつも露出には苦労するんですが,このショットは補正ゼロで決まりました.京都市御苑.(2005/09)


北海道にはないエキゾチックなものの代表かな? しかしまだ季節は早いみたいで,この広い“庭園”?で咲いているのはここ一箇所だけでした.そのせいか,茎も色がフレッシュで柔らかい感じです.つぼみのシャープな雰囲気も面白い.少し離れた芝生の上には,まだつぼみ状態のがにょきにょきと出てきていたので,盛りには見事なんだろうな...このあと行った福井県方面の田舎でいくらでも遭遇できるだろうと思っていたのですが,そちらは風土のせいもあるのか,ぜんぜんでした.花のタイミングというのはほんとに難しい.京都市御苑.(2005/09)


これ最初見たとき,なんだこれ??と思ってしまったのですが...モミジの細い枝に後ろにあるアカマツの松葉が落ちてハの字型に引っかかっているものです.これも本州的な風景だな.まだ紅葉にはだいぶ間のあるモミジの緑がいい雰囲気です.暗かったので絞り開放になってますが,そのおかげで前後のボケが出ましたね.京都市御苑.(2005/09)


久しぶりの本州ショット.北海道にはない?ものの一つ,ムラサキシキブの実です.これは上から実りの色彩がきれいなグラデーションを作っていて,見事です.左上の葉っぱが虫にかじられている?のが残念! 京都市御苑.(2005/09)


オオアマドコロの実です.ほんとうに秋ですね.黒青紫色というか...ブルーベリーみたいで,とってもおいしそうなんですけど,食べられないんだそうです.二つずつ茎の下に並んでぶら下がっているところが,リズミカルで可愛いかったです.当別町道民の森.(2005/09)


トドマツの足元に群がっている葉を何の気なしにシャッター切ったら,まるで私の尊敬する写真家,故前田真三さんの写真みたいに撮れてました.二色のトーンの緑がこれからの季節の予感を示しているようです.当別町道民の森.(2005/09)


ミズナラ?の荒々しい幹にまとわり付く蔦植物の葉です.おそらくツタウルシだと思うんですが...その明快な葉脈のパターンがはっきりと浮き立ちました.これが,これから鮮やかに紅葉していくんですね.当別町道民の森.(2005/09)


こういうのは,病葉(わくらば)というんでしょうか...単に秋枯れし始めているだけではないような.しかし,ある意味美しい.イタドリですが,上のところには花実の落ちた柄が残っています.郊外も,もうまったくの秋ですね.札幌市十五島公園.(2005/09)


あまりに生息場所を広げているもので嫌われ者になっているアワダチソウですが...こういうシーンともなると,独特の透明感のある黄と緑が,なにか現実離れして素晴らしい.この平らなスペースは,北海道独特の“開拓地跡”.要するに昔の集落だったところです.もちろん今はこの周辺,人っ子一人住んでいません.最近,高速道路のトンネル工事が始まっていますが.占冠村ニニウ.(2005/09)


北海道の晩夏〜初秋の定番,エゾトリカブト.現物はもうちょっと赤紫っぽかったような? 去年もこの川で撮った写真をアップしていますが,これは下のドブ川が赤茶けた背景になって面白い色彩になりました.占冠村シム川.(2005/09)


“ウドの大木”とはよく言ったもので,早春の食べられる時期を過ぎるとウドというのは単にでかいだけの雑草.(^^; しかし,初秋になると,こんな不思議な実をつけ始めます.最初は薄緑色ですが,だんだんと濃い黒紫色に.この写真はその途中といったところですね.たくさんの小さな花火がはじけているようです.日高町富岡.(2005/08)


山間部はもう完全に秋でした.要するに赤とんぼなんですが,羽根の紅い紋や胴体の赤がきれいなので調べてみたら,ミヤマアカネという種類のようです.早朝なので夜露に冷やされて,ほとんど動けない状態で,華麗なお姿をじっくりと撮れました.日高町少年自然の家.(2005/08)


白樺の葉ですが,枯れ朽ちて葉脈があらわになってゆくさまは,かなり痛々しい.しかし見ようによっては,美しい...背景のグレーは舗装道路です.日高町少年自然の家.(2005/08)


午後の陽を受けるヒマワリの背景は,収穫も近く黄色味がかってきた大豆畑です.夏から季節が移ったことを実感します.その後ろは広く暗く翳ってよく見えず,まるで舞台のように写りました.千歳市新川付近.(2005/08)


北西から上空に少し寒気が入り,雲はグレーに翳ってなにか不穏な雰囲気です.この雰囲気はやっぱり初秋だな...長沼町ヘッセの森付近.(2005/08)


まだ9月に入ってないというのにもう秋とは気が早いような気もしますが...やっぱりこれはもはや秋の雰囲気ですよね.アワダチソウ満開の野山の上,雲は流れていく.長沼町ヘッセの森付近.(2005/08)


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