2004年・春
仕事から帰宅途中の高速道路からはるか遠くに菜の花畑の黄色い塗り絵が見え,急遽次のインターで降りて探しまくった結果やっとたどり着きました.しかし陽は既に落ち雲も広がっており,光が全然無くて...“思いっきしレタッチ”でこんな感じに持ってきたものです.この次は太陽の下でちゃんと撮ってみたい.それにしても前景も背景も黄色で埋まってて圧巻です.北海道の春ももうすぐ終わりかな...滝川市江部乙.(2004/05)
仕事の途中でクルマ止めた菜の花畑の脇でそそくさと撮ったものです.家に帰って取り込んでみたら,背景が4色の淡いトーンで塗られており,思いのほかの雰囲気が出てました.仕事終わってクルマに戻ってきたらこの菜の花畑はブルでならされており,この菜の花も既にありませんでした.蕎麦畑になるんだとか.まさに一期一会...沼田町幌新太刀別川.(2004/05)
菜の花もマクロでアップに撮ると,こんなに華やかな花だったんですね...と思ってたら,これは菜の花(アブラナ)ではないみたいで,どうやらヤマガラシというもののようです.確かに上の写真の菜の花と見比べてみると,花の形が違う...まあ,どっちでもいいんですけど.(^^; 田んぼのあぜにかたまって咲いていました.仕事が早く終わっての寄り道ショット.沼田町萌えの丘付近.(2004/05)
この爬虫類が首をもたげたようなやつはなんなんでしょう.よく見るんだけど...人に見せると“タランボじゃ?”と言われるのですが,違います.もう少し木も勉強しなくては.日陰の青みがかった暗い背景にフレッシュな緑がよく映えてました.沼田町幌新太刀別川.(2004/05)
なんなんですかね,春だというのにこの暗さは.しかし,あっけらかんとした明るさも良いけど,こういうコントラストの無い沈んだ情景にも魅かれます.この木はなんなのか分からないけど,赤っぽい芽の“さや”からぽかりと丸く出た若葉が可愛い.バックにわずかに見えるエゾヤマザクラのピンクがワンポイントに.静内町静内ダム付近.(2004/05)
なんの葉なのか...早春の深い青空に,芽吹いたばかりの葉が夢のように開いてました.北海道は去年はシベリアの森林火災の影響とかで,ほんとうの青空が私たちの前に戻ってきたのは5月も終わってからでしたが,今年はそういうこともなく,こういう風景を目にすることができました.占冠村ニニウ付近.(2004/05)
ここはおそらく,放棄された開拓地なんでしょうね.もはや誰もいなくなり家の残骸さえも見当たらない山間地の空き地に,こんなゴージャスなヤマザクラが一本だけ咲き誇っていました.栗沢町美流渡.(2004/05)
深山の春はまだ遅く,新緑には遠い芽吹きの時期でした.背景はさすがに一眼デジ,見事にボケてなんだか分かりません.これは,雪解けで薄緑色になったダム湖の湖面です.三笠市桂沢湖付近.(2004/05)
北海道では超有名な桜並木.なにしろ桜なもので,ありきたりの捉え方ではつまらないとやってみたのですが,やっぱりありきたりだったかな? 少し暗めの背景で桜の前にまた桜の枝,そしてエゾヤマザクラの赤褐色の新葉を散りばめて,つづれ織りのような感じを狙ってみました.静内町二十間道路.(2004/05)
これは白樺なのかな? 彫りの深い葉脈と朝の陽に透けるフレッシュな緑,それに澄んだ青空.説明するのも野暮なほどの新緑ばりばり,春全開です.様似町アポイ山麓ファミリーパーク.(2004/05)
北海道の代表的な“見栄えの良い山”十勝岳です.仕事終わってキャンプ場へ向かう途中,峠を越えたらこんな風景が待ってました.残雪の十勝岳もすばらしいけど,深い空にぽっかりと浮かんだ白い雲がなんとも.しかしまあ,これが春なんだと言われないと晩秋の風景にも見えてしまう.中富良野町奈江.(2004/05)
北海道の春は遅いです.このキャンプ場でもエゾヤマザクラさえも花はまだまだという状態でした.そんな中でなぜか一本だけ,新緑全開中のナナカマドがあり,ひときわ鮮やかでした.まるで緑の花火が爆発しているみたいです.トイレの横なので撮影には(ヘンな人だと思われないように :-p)気を使いました.北桧山町鵜泊キャンプ場.(2004/05)
定番中の定番,カタクリ群落ですが,思いもかけないところでこんなのにどかんと出会うと,足が地に付きません.このあと行ったブナ林でも,道の両側はフレッシュなカタクリだらけで,非常に感動しました.肝心のブナはまだ芽も吹いてなかったけど.黒松内町歌才森林公園.(2004/05)
暗いシャドウに沈む山肌に浮かぶなにかの木の茶色い芽吹きです.コントラストがほとんど無いのは.*istD のキャラクタではありますが,それだけではないような.微妙なトーンで心も沈んでいきそうです.瀬棚町茂津多岬灯台林道.(2004/05)
冬の雪景色ではありません.これが北海道の高山の春.残雪の斜面のダケカンバの群れです.雪面がなにか汚いのは,この数年だんだんひどくなっている黄砂の影響だと思います.今年はまだ良いほうで,昨年はニセコのスキー場が遠目にも茶色がかって見えるくらいでした.ちなみに,雪面上の鍬で掃いたようなパターンは,自然なものだと思いますが,どうしてこうなるんでしょうね...? 蘭越町ニセコパノラマライン.(2004/05)
北海道の早春の定番,エゾエンゴサク.これがけっこう難しい花で...引くと目立たないし,寄ると“つかみどころが無い”.このときは珍しく,明るい陽射しの中にすっくと立っていたので,かろうじてその雰囲気を狙ってみました.なんだかノイズリダクションが効いているみたいな写りだな...夕張市滝ノ上公園.(2004/04)
あまりにも陳腐な春の定番ですが,まあ一枚はないとね.一眼デジでは,とんとマクロ撮影してなかったので,それの練習がてら.自宅前庭で.(2004/04)
これが春の風景とは,さすが北海道か.積雪で倒れ押しつぶされた葦のような草が雪どけで出てきたところです.川の流れのような枯れ茎のパターンが面白い.このときには枯れ茎の堆積の下からバイケイソウらしいものがアタマを出してました.もう少したてば水芭蕉でも出てくるのかも.江別市野幌森林公園.(2004/04)
ネコヤナギ(かどうか知らんけど)もやっと芽吹きとともに花咲く季節になり...ところが良く見るとこの芽,ビロードの下に紅が透けている...不思議な色合いだ.札幌市十五島公園.(2004/04)
やっと北海道の冬も去る気配.しかしこの時期さすがに春はまだ遠く,ビロードのようなネコヤナギの芽が出ているだけでした.苫小牧市錦大沼公園.(2004/03)