2004年・秋



あれこれのページに書いたように,レンズを買いました.シグマ18-125mmです.しかし,このレンズでこれから行くんだという決心がまだ付きません.いろいろな欠点を持つレンズであることは間違いないので.それはおいおい決めていくとして,やっぱり 18mm(28mm相当)の画角の広さというかパースペクティブは 24mm(35mm相当)とは二味も違いますね.これだけでも大きなメリットかな...札幌市月寒公園.(2004/11)


あんまり秋っぽくないです.まるでモネの絵みたい.写真って別にシャープにリアルに写らなくてもブレてもボケても写真は写真なんだな...と.:-p なんということもないテニスコート脇の池なんですが,写真ってオソロしいものなんだとも思う.富良野市ラベンダーの森.(2004/11)


なんか人工っぽいんですが,どうせもともと人工の森なので,まあいいか.(^^; Exif 見たら,これ露出補正かけてませんね...なんだかすごいキマってるんだけど.富良野市ラベンダーの森.(2004/11)


もう秋も終わりかと思ってたんですが,里ではまだまだ続いてました.グランド脇のポプラ(の雌?)です.深い深い空に落ち残りの黄葉が風に吹かれてきらきらといつまでも輝いてたんですが...そういう動きはさすがにちょっと抜けてしまってますね.なんにせよシベリア森林火災の影響が短期間で済んで良かったです.三笠市運動公園.(2004/11)


暗い,暗いですね...初冬の予兆がざわめいてます.*istD は露出がアンダー目だから,ではありません.ほんとに暗かったです.しかし不思議ですね,これだけ暗いのに,どこかメルヘン的な感じがするのはなぜなんでしょうか.*istD 使ってきて最近思うのは『どんな季節にも被写体は待っている』.f(^^; QV-4000 の時は紅葉の季節のあとはほとんど写真撮ってなかったもんな...ところでこの写真撮ってるとき,『双眼鏡で電柱を一本一本しげしげと見て歩いてるおっさん』と遭遇した.もちろん北電の社員ではない一般人.あれなにやってたんだろ?? 北広島市西の里北方.(2004/11)


昨年冬のギャラリーで紹介した,畑の中で孤独なダケカンバです.“冬以外はどんなところなのかも記憶に無い”と書いたんですが,一面の雪景色じゃなくても,ダケカンバしっかりと自己主張して立ってました.しかしこれはもう秋だか冬だか分からんですね.なんにせよ葉っぱがまだ残ってるから秋だということにしておきましょう.北広島市竹山付近.(2004/11)


これも北海道の秋の定番,ナナカマドの真紅の実り.独立行政法人化した昔の農業試験場宿舎の前の駐車場です.ここはナナカマドがすごいきれいな場所なんですが,ほかに人は(住民も ^^;)一人もいませんでした.黄葉しかけたカラマツとその並ぶ幹がいい背景になりましたね.北広島市北海道中央農場.(2004/11)


もう冬という感じもしますが,まあ,秋だということにしておきます.北海道だし.(^^; 実はこれ,某業務でヘリ搭乗したときにこっそりと?撮ったものです.で...難しいですね.このトドマツ・エゾマツで覆われダケカンバの点在する斜面は本当にすばらしい.息を呑みます.しかし,『ヘリって意外に速く飛んでいる』んですね.この時は雲が垂れ込めておりかなり暗く,ISO400 にしても開放 f5.6 で 1/80〜1/160s が精一杯でした.そうなると“被写体ブレ”に加えて気流によるヘリの揺れもあって,打率1割程度でした.f2.8 位の明るいレンズなら...上士幌町糠平湖付近.(2004/10)


まさにありきたりですが...まあ,晩秋の記録という意味で.(^^; 後ろの白樺の幹がアクセントで効いたけど,黒い枝が少しうるさかったかな.この前の日,付近の某沢の気温は正午で2℃.吹雪模様でした.そろそろ秋も終わりですね.今年の紅葉はいろいろな意味で不完全燃焼だった...日高町富岡.(2004/10)


ニセコの定番,ダケカンバの群れ.札幌から出かけていくので,なかなかタイミングぴったしというわけには行かないんですが,その時々でさまざまな表情を見せてくれるダケカンバ,見ようによっては自己主張の強いやつだな...そこが好きなんですけど.このショットは,熊笹の絨毯の中に触手持った腔腸動物が群れているようにも見えてしまう.共和町大谷地付近.(2004/10)


峠の背後に陽は落ちて,道端のダケカンバは既に日陰となって青ざめてました.その背後にまだ陽を浴びるダケカンバの群れが白茶けて見えています.一眼デジならではの微妙な描写になりましたね.カメラ冥利というのかな.で,見ていると,ダケカンバの青ざめた白い肌が,少し(けっこう)なまめかしいと言いますか...:-p 共和町大谷地付近.(2004/10)


これはしかし,なんと表現したらいいんでしょうね...北海道以外でこんな風景あるんでしょうか? 正直そう思います.まあ,あるのかもしれないけど.ニセコの峠付近に広がる湿地の向こうなんですが,ダケカンバ/白樺?林の葉が落ちてくるとこんな感じになるんですね.枝先が赤紫色になっていて,それが重層し絵の具を塗り重ねた油絵のようです.共和町大谷地.(2004/10)


これは完璧に“仕事中のショット”です.沢の中で仕事していてふと上を見たら,おっとっと...と調査道具の中から *istD 取り出して...すいません.>同行の方々.まあこういう真っ赤な紅葉のマスって,なかなか撮るのが難しいんですよね.どうもうまく切り取れない...静内町春別川上流.(2004/10)


露出マイナス補正が決まって,日陰の斜面の前で陽を受けて輝く木のグレーの細い枝のパターンとオレンジ色の枯れかけた黄葉をばっちりと捉えられました.でも,縮小画像だとなんか雰囲気が伝わらないみたいな? 静内町静内ダム付近.(2004/10)


*istD らしい青空の深いグラデーションに感動しますね.『天国への一本道』という感じ.私としては珍しく 24 mmワイド端のショットです.この場所は実はいつも狙っているところで...なにをかというと,この丘陵の上から見る日高山脈がすばらしいんですよ.周りはススキ原でこれもなかなか.でもこの時は日高山脈はまだ冠雪には早く,あまり冴えなかった.三石町社万部山.(2004/10)


いや〜...こってりとしたすばらしい青空ですね.これはおそらくツタウルシだと思うんですが,珍しいことにヤマザクラの老木にまとわりついて紅葉してました.彫りの深い紅葉が微妙に色変わりしていて,楽しめました.しかし,この次の日から北海道にはシベリア山林火災の煤煙が襲ってきて,こんな青空ともしばらくお別れです.浦河町西舎.(2004/10)


出張で勤務先を出た時間が遅く,この海岸に着いたのは既に日も沈むころでした.で,仕事ができない状態だったので,そのまま日没まで待ってこんな写真を.f(^^; これは少なくとも QV-4000 クラスのコンデジでは絶対に取れないシーンですね.夕暮れを赤黒く反映した雲が,なにかの予兆のように思えてしまいました.新冠町判官館海岸.(2004/10)


秋の定番モミジ...しかし紅葉だけではありがちで面白くないので,ここでは,並ぶモミジの幹の渋いテクスチャと,その背後にボケて見える紅葉の色彩だけを狙ってみました.札幌市郊外清田付近.(2004/10)


毎年・毎季節狙っているポイントです.不思議な写真でしょ? ヤマモミジの背後のダムの湖面にさかさまに映っている日陰の青ざめた山肌です.このヤマモミジもおそらく台風の塩害だと思うけど,紅葉する前に枯れてちりちりになってました.このあと,水位にもよるんでしょうけど,湖岸に降りられることが分かったので,来春はまた違った写真が撮れるかも.占冠村双殊別ダム.(2004/10)


紅葉の写真もすぐにマンネリになってしまって,なかなか難しい.これはなんというか,紅葉べったりの気持ちで撮らなかったのが幸いしたというか.挿絵みたいな感じになりました.それにしても *istD の色のりは濃いというか良いというか...水彩というよりは油絵ですね.日高町滝の沢.(2004/10)


下と同じときの写真ですが,これはもう夕映えも終わる寸前.ISO800で手ブレボケボケですが,絵本の1シーンのような写真が撮れました.だいぶ前のことになりますけど,3Dゲームの黎明期,NVIDIA から Tree Mark という3Dデモ(・ベンチ)ソフトが配布されたことがあり(実はまだ持ってます),そういうのをパソコンではじめて見た私は非常に感動したものですが...それを思い出してしまった.美瑛町三愛の丘.(2004/10)


これはちょっと無季節な感じですが...撮っているとき,なにしろ寒かったので,やっぱり秋かなと.有名な美瑛の丘の上の展望台で30分以上も粘って撮ったものです.神々しかったというか...美瑛町三愛の丘.(2004/10)


逆光で少しハレーション起こしてるのか写真は甘かったですが,この若いダケカンバの黄葉立ち姿,しびれます.後ろのハイマツの暗さもいいですが,地面にクロット状に生えているなにかの草(近くまで寄ってないので不明)の黄色加減が明るくていいですね...美瑛町望岳台.(2004/10)


これも去年も撮ったやつですが...まあまあうまく撮れたので.黒い溶岩の上にナナカマド・ハイマツ・ダケカンバ・笹・なんかの草...の色彩のバリエーションがなんとも.高山地帯の植生だと思いますが,こんなところに駐車場からすぐいけるというのは北海道ならでは,か.美瑛町望岳台.(2004/10)


去年も撮った定番,というか,マンネリというか...今年は9月の台風の塩害の影響が内陸・高山まで及んでおり,特にハンノキがダメでした.白樺も似たようなもので,去年はもっとクリアな黄色いキャンデーみたいだったんですけどね.美瑛町望岳台.(2004/10)


久しぶりの本州写真です.ススキ一つ取ってみても,北海道とはなんか違う...かな? (^^; これは,ススキの白い穂の前の菊(?)の残骸がいいアクセントになりました.それにしてもこの日は,暑かった.最高気温34℃...秋じゃないぞ.やっぱり北海道とは違うな.新潟県小出町.(2004/09)


なんか...まだ秋というにはさすがに早すぎるような気もするんですが,コスモス=秋桜ですからね.ここは牧場の脇に作られたコスモス畑で,まだ3分咲きという看板が出ていました.満開になれば見事なんでしょうけど,3分咲きにはそれなりの風景がある...それに人がほとんどいなかったので,見てるのは牛だけで,気兼ねすることなくシャッター切れました.滝川市丸加高原.(2004/09)


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