2003年・冬
今年は2月はなぜか暖冬で,季節とはかけ離れたみぞれ模様となり,家の庭のモミジの枝に雨滴が点々と...背景は向かいの家の庭木です.それ以外のものが入らないように苦労しました.自宅前庭で.(2004/02)
最近何度か狙っている場所です.何か広々とした雪原のように見えますが,実は市街地はずれのただの畑です.冬以外はどんなところなのかも記憶に無いのですが,強い逆光の日差しの中で独り立つ立ち姿には魅かれます.北広島市輪厚付近.(2004/02)
日の沈みかけた遅い午後,暗い冬の丘.空は吹雪模様でほんとに暗く,それがカラマツ林の作るソフトなプロフィールの上にかぶさっているような感覚は,なんとも美瑛・富良野らしい.富良野市麓郷付近.(2004/01)
お気に入りの場所です.この三本の白樺,冬以外の季節に見ると,ただの畑脇の木で背景に埋もれており,ぜんぜんなんということもない.ところが,こういう季節になると雰囲気が一変します.三重奏のようなハーモニーがなんとも言えないです.木の高さの真ん中あたりに背後の畑の上面があって,その後ろに見えているのは空です.実はこれが,もう少し光が少なかったり雪がちらついていると,土手と空とが同じ明るさになってすべてが溶け合ってしまうんですね.美瑛町拓真館.(2004/01)
前日の吹雪をうろこのように張り付けているカラマツ林です.まだ吹雪の名残が残り暗い日でしたが,そのおかげでグラフィカルな感じが出ました...て,このセリフどこかでも書いたような? 富良野市鳥沼付近.(2004/01)
美瑛の丘の“親子の木”を見に行ったときのものです.肝心の親子の木は季節のせいかいまいちでしたが,その横の畑をふと見たら,こんな秋の名残の枯れ草が(親子みたいに?)立ってました.枯れているのになぜかカラフルなエネルギーを感じてしまいました.美瑛町パッチワークの路.(2004/01)
以前からときたま通ってる“山奥のパン屋さん”にパンを買いに行ったときのショットです.ここはほんとにハンパじゃない山の中で,なんでここにパン屋があるのかまったく不思議です.この日は前日の濡れ雪が木の枝に綿細工のようにからまってました.背後の冬の暗さがまたハンパじゃないです.無彩色の北海道の暗い冬の世界.好きですね.栗山町美流渡.(2003/12)
ほんとに写真って不思議ですよね.これは資材置き場みたいな薄汚れたところでしたが,そこに立っていたナナカマドの樹を下から見上げて切り取ったものです.なにか北海道離れした“日本昔話”みたいな雰囲気が出ました.北広島市共栄町.(2003/12)
白樺というのは本当に表情の豊かな樹だと思います.新緑の白樺も泣けてくるけど,こういう冬の幹と細かい枝の表情も捨てがたい.札幌市滝野霊園北方.(2003/11)