拡大アイカップ O-ME53
私は強度の近視・乱視で分厚いメガネをかけています.威張るわけじゃないですけど.(^^; で,この拡大アイカップ O-ME53,おそらくぜんぜんダメだろうな...と今まで興味はありませんでした.しかし,次の二つの理由で,ちょっと買って試してみようかと.
・標準〜ワイド域では,やっぱりフォーカスが掴みにくく,“なんちゃって合焦”に対処しきれないことを痛感している.
・K-7 になって液晶モニタへの鼻油攻撃がすさまじく,保護フィルムでもいまいち.O-ME53 を装着すると多少接眼部が後ろに張り出すので,鼻油付きにくい??
とりあえず買いました.
Made in China です.そんなことどうでもいいですけど.(^^; 装着してみると,うしろへの張り出しはなかなかかっこいい.
うしろから見るとこんな感じ.
しかしこの接眼レンズ部の狭さというか...やっぱり悪い予感がしてしまいますね.いかにもアイポイントが低そう.
で,結論ですが,やっぱりダメでした.
・周りのけられというか,“静止視線”での周辺部の見えにくさは想像以上.ファインダ覗くたびに,上下左右にぐるりと視線をめぐらす必要があり,撮影のリズムもなんも取れません.
・ここで初めて気づいたんですが,私のメガネ環境では,ノーマルファインダでも,実は周囲がけっこうけられている...f(^^; それを無意識のうちに視線めぐらしてカバーしていたんですね.O-ME53環境ではその状態ををはるかに超えていた.
・1.12倍(だったかな?)は,たしかに広く見えるけど,うわっというほどでもない.50mm前後でフォーカスの山を確認してみましたが,絶対これ!というほどではなかった.*istD 買ってからしばらくして Z-1P をもう売ろうかと引き出しから引っ張り出してなんとなくファインダを覗いてみたときは『うわっ!ひ,広い!!』と感動した.そんな感動は無い.(\2,520 だからあたりまえ ^^;)
・鼻油改善機能は,思っていたほどではなかった.こんなに後ろに張り出しているのに不思議ですが,ノーマルとあまり変わらない状況です.
ということで,せっかく買ったものを捨てるのも馬鹿らしいので,カメラバッグの中にでも放り込んでおくことにします.
(2009/07/22)