大沢層葉理シルト岩(荒浜)
大沢層を含む稲井層群の葉理シルト岩は,全国いたるところで石碑の石材として使われている.『稲井石』と呼ばれているようだが,生物擾乱構造の著しい非常に特徴的な石材である.荒浜海岸の大沢層も,生物擾乱こそないが,こういった特徴的な葉理頁岩である.浅海相には違いないが,具体的にどういう堆積環境なのかは私には説明できない.写真上部の白色層は,こうやって見ると,単なる砂岩層ではなく凝灰質なものか?2000年11月撮影.
なお,私は『折り尺人間』ではなく,この折り尺は同行した川上源太郎さんのものと思われる.