白神含礫泥岩マッシュ
松前町白神岬西方.1988年7月撮影.これは私が見つけたものではなく,当時卒論生であった大津直さんによる発見である.少なくとも私はこれをメランジュ基質とは呼びたくない.含礫泥岩ではあるが,『付加体砕屑岩の変形以後の形成』によるものだからである.先に示した館浜メランジュとはまったく違う変形状態であることが露頭写真からも分かるだろう.私はこれを含礫泥岩マッシュ(どろどろのもの),含礫泥岩ポリッジ(粥状のもの)と呼びたい.これが変形砕屑岩や緑色岩の中の貫入体なのである.詳細は別ページにて.1988年7月撮影.