下部石炭系基底礫岩－その１

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住田町奥火の土南尾根．撮影時期は不明．おそらく1975-76年頃と思われる．この尾根周辺は緩傾斜で低い笹で覆われており，その中にこの礫岩の大転石が散在していた．当時の第２講座の流儀では，尾根上の転石＝半露頭，であった．

この変形した礫岩を最初に見た時，不思議なことに非常にエキゾチックに感じたことを覚えている．３億５千年前の南部北上の後背地が脳裏に蘇ったたような．．．礫種は大部分が珪質～凝灰質泥岩と珪長質凝灰岩類であり，その主体はもちろん下位のデボン系由来であろう．

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