奥火の土層現地性アルコース

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『現地性アルコース』とはなんのことか分からないが,要するに氷上花崗岩のマサ化部である.基底泥質岩との境界から大体1 cm程度の深さまでこうなっている.石英粒子の conchoidalな破断・長石のdegradation・黒雲母の剥離と緑泥石化,そして粒子同士の結合部の離断,である.

このような構造をテクトニックな破砕で説明できる可能性はゼロとは言わないが限りなくゼロに近く,誰もそんな非合理的な説明はできないであろう.

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