一つ前の岩壁の下部には,このような低角剪断面があり,大迫古生層の上に蛇紋岩体が載っている.ハンマーの柄の下にある割れ目が境界面.下位の古生層は黒色泥岩で蛇紋岩と色調差がないためちょっと分かりにくい.なぜか角礫化が激しい.
もともとは永広さんらが発見して報告したものだが,その後低角断層の存在を自己否定している.私(達)はこれを『早池峰スラスト』と呼んでいるが.大迫町(現花巻市)奥鳥沢.1987年10月撮影.
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