私的・北海道地質百選
『大新坑跡』

融雪期のサイト状況.2012 年 4 月撮影.

 夕張市小松の山中には,『大新坑』という炭鉱抗口が存在し,その周囲にはいくつかの遺構群が散在する.
 夕張炭鉱の閉山は 1982 年となっているが,この大新坑がいつまで稼行していたものかは不明である.写真撮影時には,少なくとも閉山から 30 年が経っていることになる.

 右写真は遺構の状況を示したものである.サイトに至る通常の道路はなく,轍のある細い作業道のようなものはあるが,そこを歩いて行くしかない.この時は,歩きやすさを狙って,まだ積雪の残っている状態で行ってみた.夏季野草繁茂時には,到達はかなり難しいのではないかと思われる.


メインとなる建造物遺構.2012 年 4 月撮影.

 その形状から教会とも模されている遺構(右写真)はその独特な様式が素晴らしいが,元々どのような用途の建物であったかは分からない.

 窓枠から向こうの景色が見えていることから分かるように,屋根は既に落ちており中はがらんどうで,基本的にはこの正面の壁しか残っていない.おそらく早晩崩壊に至るものと推察される.

周辺の遺構群の一部.上:倉庫? 下:送風機の一部と思われる.2012 年 4 月撮影.

 上のメインの建造物の周りには,構造物遺構はそう多くはない.確認できたのは二つだけであった.

 右は,骨組みだけであるが,倉庫のようなものである.あるいはトロッコ関係か?

 右下は,唯一の金属製遺構で,おそらく送風機の一部であろう.


※ なおこの見学の際には,立ち入り制限等を示すものはなにもなくオープンで,そのまま徒歩で入ることができた.
しかし周りの状況を見ると,必ずしもそれは『見学フリー』を示すものではない可能性もあり,確信は持てない.一応お断わりしておきたい.


既存の指定など

(なし)


所在地

夕張市 小松.


サイトの状態:


参考文献

(なし)


関連サイト

(なし)



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