やっと春採次郎





で...3年前はなぜか発見できなかった弟分『春採次郎』(おそらく永渕1952命名)に今度は会うことができました.

こんな感じの地味~な露頭なんで,濃霧の中を歩いていて見つけられなかったのは当然かなという気がします.
なぜか太郎よりも固結度が高くて,内部亀裂が発達しています.写真で分かるようにかなり水が浸透しているので,地下水かなんかの影響かな?とも思うのですが,良く分かりません.

それと関係あるかどうかは分かりませんが,この春採次郎の方は,明らかに fault-related です.砂岩脈に平行なジョイントが発達しているということもありますが,この右側には,明らかに(それらに平行な)断層が見られました.




これは,砂岩脈右側の壁面と母岩との間に存在する断層ガウジです.葉状構造がほぼ見られないので,もしかすると未固結泥貫入脈なのかな?という気もしますが.

ただまあ,断層があった(or 出来つつあった)ところに砂脈が貫入してきたのか,引張割れ目に貫入した砂岩脈を弱線としてのちに断層が出来たのかは,分かりません.前者だったら面白いのですが...

2011/05/25 10:39:03


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