美濃帯の砂岩脈
これはまた古い記録だな...フィルム写真の日付焼き込みを見ると,1988.8.13 となっています.25年前ですか...
手元の記録では,このときは愛知県瀬戸市で行われた構造地質研夏の例会の巡検だったようです.巡検テーマは『美濃帯犬山地域のチャート・砕屑岩シーケンス』.
要するに,各務原市と犬山市の境を流れる木曽川(日本ライン)沿いの巡検だったと思います.
この砂岩脈は,いわゆる『砥石相』直上の砂岩泥岩互層中のもので,なんだか複雑に分岐・膨縮した形状を示しています.いかにも付加体の砂岩脈っぽいです(なんのこっちゃ).
記憶では,砂岩層に見えるレイヤの中にも貫入体らしきものがあり,『砂岩シルですね』と言うと,参加者の一部から賛同の声があってホッとした記憶があります.
すいません,大して意味のない,思い出記録です.:-p
オフトピですが,このときの巡検の記憶で一番鮮明なのは,赤色放散虫チャートがあまりにフレッシュで,破断面がまるでキャラメルかプラスチックのように見えたことです.これだったら新鮮な放散虫もちょびっと溶かすだけで出てくるよな...と,東北日本付加体研究者としては,ちょっぴり妬ましさを覚えたことも懐かしい記憶です.
2013/03/26 11:52:51