市江の泥ダイアピル周縁相
南部北上がけっこう続いたので,ちょっと趣を変えて...これは,私にとっては,見果てぬテーマでした.結局,物理的にも形而上学的にも手が届かなかった...清水(1985)などで記載された,和歌山県白浜町市江崎付近の泥ダイアピルです.
ここは2回は行っていると思いますが...勘違いだったかな? 確認してみたら,1991年と1998年に行っています.下に書いた白浜泥岩脈は 1998 年だったと.
で...せっかく行ったのに(当たり前ですが)土地勘ゼロ.市江崎の突端までどうやってたどり着けるのか分からなくて.その頃は,こんな立派な1:25000地形図はなかったような.たしか白黒のあまり良くない汚い地形図だったと.上の地図見ると,点線の道を歩いて灯台から降りていけばよい,というのは一目瞭然なんですが.時代がそうだったということですが,信じられない話ですな.
結局,市江の漁港のちょっと先の海蝕台(地図の☆印のところ)で,泥ダイアピルの周縁相と思われる砕屑岩脈群を見ただけで帰ってきました.
まあそれでも十分に面白かったわけですが...やっぱり本体を調べてみたかったな.
なんで出来なかったのかというと,
① やってくれる学生がいなかった.(^^;
② 自分でやるには遠すぎた.
なにしろ行くだけで,クルマで三日かかりますからね.お金もかかるし.飛行機とレンタカーなんて夢のまた夢.ちょこちょこ行ってみて,なんてまったく論外でしたから.
うーん...こんなこと書いてると,また悔しさというかフラストレーションが蘇って来ました.
...(以下,長くなるので,続く)
2009/09/17 13:43:32