石炭ダイク





今までみた一番ヘンな砕屑物脈です.砕屑物というべきなのか...?

釧路町十町瀬海岸のあたりだったと思います.地層は釧路挟炭層の古第三系ですが,地層名は忘れました.(調べろよ m(__)m)

層理面はこの写真では良く見えませんが,ほぼ水平~緩傾斜なので,石炭のダイクということになります.下方で厚さを減じて分岐しています.

もちろん,石炭のようなコンピーテントなものが固結後にこのように流動するとはとても思えないので,泥炭とかそういう初期状態のダクタイルなときに下方注入したんだと思いますが...

ちなみにその昔,士別方面の第四系を見学しているとき,湖沼成層らしい砂シルトの中に,泥炭というより bitumen のような真っ黒な物質が何本も垂直なダイクを作っているのを見たことがあります.ああいうのがその後石炭化すれば,こうなるんじゃないかな?と.

この写真は 1997 年に撮ったものですが,一昨年再訪してみたところ,露頭は確認できたのですが,石炭脈周辺は風化で脱落しており,ダメでした.

2010/01/20 13:37:09


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