今年の雪のデルタ
なんか,いまのうちに書いておかないと春真っ盛りで out-of-date になってしまいそうなので,アリバイ的に.
雪の地層については,下に書いたように数年前に自分なりに盛り上がってあれこれやったのですが,イマイチ燃焼し切れませんでした.
特に,『断層』と『褶曲』を発見できなかったのが,気持ちがしぼんだ要因だったかな...? 不整合や斜交層理などはけっこう捕捉できたのですけどね.
これは,もう桜も咲いてこようかというぽかぽか陽気の午後に見つけたので,そのミスマッチさに感動して撮ったものです.
既に堆積体の上部はブルで崩されてしまい消滅しかけています.でもこの壁に見えている斜交成層はやっぱり見事ですね.左の方から積み上げて右方に馴らしていったんだと思いますが.惜しむらくは,この斜交成層ユニットの上部構造を観察できる機会がほとんど無いということで...それこそこの場所に張り込んでウォッチしていないと無理なのかも.
それにしても,都会の“排雪物質”というのは,まったく不純物(滑り止めに撒かれた土砂ですが)で真っ黒なんですね...画面右端部でかなり厚い真っ白な地層ユニットが見えていますが,3月に大雪があったかな?
2009/04/21 15:51:24