シューパロ林道の函淵層





シューパロつながりということで...下のシューパロダム建設中の写真の左上には,新しいダム管理事務所のサイトが出来てきています.ここを尾根に沿って林道がぐるっと回りこむと,シューパロ湖畔に沿って急崖の中に出ます.急崖には急立した函淵層が露出しています.そこに以前は,見事なリップルマークと生痕化石が見えるところがあったんですよね...




これは2000年に確認したときのものですが,層理面に一面に広がるリップルマークです.このあと,ダム工事が本格的に成って,この部分には立ちいることが出来なくなりました.この露頭,今はどうなっているんでしょうね? 林道付け替えるかなんかして開削で新しくなっていればありがたいんですが.




ちなみに右は,もっと昔の写真.1993年となっています.このころは露頭面もけっこう綺麗で,感動しましたが.写真の左半分は,層理面上にいっぱいに広がる生痕化石です.かなり太いパイプ-樹枝状のもので,層理面に平行なタイプです.あと,写真右側に幅狭く見えている層理面上にリップルマークが見えています.

テーマとは関係ない話ですが,写っている人ですけど,こっち向いてしかめっ面をしているのが,現北海道地質研究所の川上源太郎さん,背中を向けているのが現弘前大学の植田勇人さんです.大夕張地域の蝦夷層群を巡検したときのものだったようです.昔はこうやってしょっちゅう?みんなで野外に出ていたんだな...と感慨.:-p

2009/11/10 14:40:55


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