最初は，石灰華ドームの上部構造というか．．．右側の写真見ると良く分かりますが，温泉水の蛇口（沈殿作品を作っているようです）に下には，テラス状の沈殿構造がはっきり見えます．一部，再溶食したような窪みもありますね．
こちらは，下の沢からアプローチ（温泉経営者に了解を取っています）したときに撮ったドームの下部構造です．こちらは，魚卵状というのか，径数cm程度の半球顆状の凹凸構造が顕著です．右が下流側，つまりアクティブではない可能性のあるドーム斜面で見たものですが，コケが半球顆の上を覆っています．なんとなく，バイオマットがその下に敷かれているような気がしましたが，もちろん（天然記念物だから）触ってません．
最後に，温泉に行く途中の道端に見えている沈殿構造です．周囲の状況から見るとおそらく，かなり昔に出来た石灰華ドームの崩壊ブロックの中を見ているんだろうと思われます．灰白色と褐灰色のレイアリングが見られますが，これがなんの互層なのかは（天然記念物だからね）ハンマー入れてないので，よく分かりませんでした．後者はおそらく水酸化鉄のレイアだとは思いますが．