この建物は，私の教室で学生実習のとき使っている，日高町の日高青少年自然の家です．なにしろ宿泊料が実質無料なので，実に重宝します．というか，この施設がなかったら野外実習も不可能かも？
．．．て，そういうことを紹介したかったわけじゃないんで．(^^; この施設を使うようになって１０年くらい経つと思いますが，最初からこの写真展示が気になっていました．
昔は入り口のロビーに展示されていましたが，２，３年前からこの廊下に移設されています．これが何かというと，日高山脈のパノラマ写真．季節は初冬？かと思いますが，北はイドナンップ岳から南はアポイ岳まで，雪を被った日高山脈の姿が実に良く写し撮られています．少なくとも私自身は，こんなに見事な日高山脈のパノラマを見たことはありません．
撮影者は，『日高山脈襟裳国定公園管理事務所所長 砂田純雄』さんとなっています．撮影年月は昭和６０年１２月だそうです．
ぜひ自分のブログで紹介したいと思い，青少年自然の家の事務方に相談してみましたが，砂田さんはだいぶ前に定年退職されており，連絡先等はまったく分からない．写真原版も保存されていない，展示写真のガラスも外せない，ということでした．残念．
しょうがないので，展示写真をそのままの状態で分割撮影し，PTGui でパノラマに仕上げてみました．残念ながらガラスケースに入っているので，後ろの窓からの写り込み等があり，満足するものにはなっていません．おまけに自分の影も写ってるし．f(^^;
実は何年か前に，この撮影場所がどこかをちょこっと探索してみたことがあります．写っている日高山脈は南半分だし，手前の風景等を見ると，かなり南の日高海岸地域に近いところだと分かります．いろいろと探して，浦河町井寒台の北方丘陵上が第一候補ではないかという結果でしたが，ジャストポイントは不明でした．
こういう風景を見れるんだったら，カンジキ履いてでも行ってみたいものなんですけどね．．．どなたか何か情報お持ちでしたら，よろしく．