北広島斜交層理
5日ぶりのブログ更新になってしまいました.
だいぶ前のことになりますけど,郊外をクルマで走っていたら,北広島市の中央公民館というのを見つけました.
で,入って見ると,右側のロビーのところにこんなものが.右端のヘンな格好した彫刻はどうでもよいとして,この壁画のようなものはいったい??
近づいて見るとけっこう驚きました.いわゆる『露頭標本』で,実際の露頭から接着剤を使って剥ぎ取ったものです.いくつかそういうのは見たことがありますが,これは粒度や固結度がちょうどよかったのか,なかなか見事なものです.北広島市教育委員会によって2002年に採取され,2003年にここに設置されたものだとか.
かなりユニット厚の大きな斜交層理で,“裏の沢層”の礫岩・砂岩互層のようです.Foreshore の堆積物ということになるんでしょうか? 道路工事の際の法面に出てきたものらしく,現在は植生や法枠で覆われてしまっているようでした.露頭保存を,という声もあったようですが,残念ながら実現しなかったようです.
2009/04/28 11:44:54